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新政府軍 その3

美香は夢を見ていた。何者かに追われ、逃げた先にビルがあり扉を開くとまた何者かが追ってくる夢を。布団から飛び上がる美香。





「ハーッ…………夢か。良かった」汗を拭きベットに座る美香。「着替えとか無いのかなー?ココ。洗濯とか。そうだ!ナビィーに聞いてみよう。やっぱ男には聞けないわよね」




美香はナビィーの部屋まで行った。




「コンコン。ネー、ナビィーさん。質問があるんだけど入って良い?」「どうぞ」「失礼しまーす」ソーッと部屋を開けるとピンクの部屋に熊のぬいぐるみがいくつかあった。ナビィーは丸い椅子に腰かけていた。「どう?少しは慣れた?今、紅茶を入れるわ」「ワーッ!スイートで可愛いお部屋ね」「人間の女の子はこうゆうのが好きだって聞いたから。おかしいわよね。マイクローンが人間の真似なんかして」「ウウン。素敵よ。なんかおとぎの国みたいで」「ミルクティーよね」「アッアノ〜…………着替えとか無いのかなー。ココ。あと洗濯とかどうすれば?」「着替え?アア!パイロットスーツならあるわよ。パトリックが着てるようなのでしょ?」「エエ。それから隼人君の分も」「暖かいうちにどうぞ」「いただきまーす。…………ハーッ美味しい」「着いてきなさい。試着室に案内するわ」





ナビィーは試着室に案内した。「そう言えばどの位、部屋があるの?ココ」「450メーターの敷地に100の部屋よ」「ヒャク?全部知ってるの?」「エエ。ほとんどは使われてないから。ココよ。好きな物を選びなさい」「ヘーッ。パイロットスーツって色々あるのね。ミニスカートとかドレスタイプとか。…………エットー…………コレにしようかな?スポーティーなタイプに。それから隼人君用にコレも…………アレ?ナニかしら。奥の方で光が」美香は着替えて試着室の奥に進んだ。






「コレは…………」「私が産まれた場所。実験室よ。機械で管理されてる。マイクローンはココで産まれたの」「………標本みたいね。色々な生き物がいるわ。絶命種も」「彼らは調べていた。地球に合う生命体を。その成果がこの大和ね」「彼らって…………ソノ〜………隕石の話し?どこから来たの?」「他次元。地球とは違う次元。彼らはそうやって生活している。その星に合う生命体を作って生活している」「その〜…………アンデットも?」「エエ。だけど思考が違う。アンデットは征服する者。我々は違う思考だから」「もし仮に、仮によ。アンデットがこの世界を征服したらどうなるの?」「滅びる。そしてまた新たな星を目指す。簡単に言えば滅びの軍隊ね」「それを阻止するのが大和なんだ」「ソウ。正確には大和にパラサイトした他次元の技術」「フーン。難しいのね。ところで貴女。何故、私達を招待したの?」「他次元生命体は日本に古来からある守り神の存在を知った。その末裔があの隼人君だって事も。ヤマトタケル。彼は日本の守り神だった。そのヤマトタケルと九人の守り神。それを見つけるのが使命だから。貴女もまた守る者。隼人君を。ヤマトタケルを。なぜあの時、隼人君をアンデットが狙ったのか、おわかり?」「大体ね。その……………九人の守り神を探す旅なんでしょ?手がかりは?」「それを見つけるのが彼に渡した携帯電話。あれは古代の産物。完全では無いけど。まだ機能があるの。その鍵が九人の守り神。具体的には…………」「アア。もういいわ。頭がパンクしそう」「パンク?人間はオーバーヒートをそんな言い方するのね。わかったわ。また今度話すわ」






外が騒がしくなった。





「ボス。何かあったの?」「アア。緊急事態だ。何者かがワープシステムを使って来た!」「アンデットですかね?」パトリックがモニターを除き込む。「イヤ。彼等の生体反応では無い。大和を呼んでいる」「大和を?」「イイエ。あれは大和を呼んでいる訳では無いわ」ナビィーと美香が作戦室に走ってきた。「ナビィー。どうゆう事だ!」「共鳴した。隼人君に。あれは臨の守護神、白虎」「リンノシュゴシン?あれが君の話していた九人の守り神の一人か?」「エエ。その通り。早く捕獲しなくては。アンデットの手に渡る」






「何だよ?何事だ?」チョコレートをかじりながら隼人が入って来た。「隼人君!直ぐにハードポインターで出撃してくれ!美香さんも!」「待って!私も行くわ。護衛機を出して!」ナビィーと美香、隼人は格納庫へ急いだ。





「何だよ!何だよ!アリャー何だ?」「隼人君。携帯電話は?」「あるよ。セットするんだろ?このマシンに」







一方、男女群島を捜索していたアンデットにも連絡が入った。




「今すぐ、戻れ!奴が起動した」「わかりました。撤収します」





「何だ?海がざわめいている。急に波が高くなった。一体この海底で何が起こっている?」ヒビキはその異変を察知していた。「とにかく奴等を追うぞ!…………何だ?あの青白い魔方陣?………消えた?トリックか?」ヒビキは彼等が出した魔方陣の中に入った。






「クッ…………なんてプレッシャー!体が裂けそうだ!空間が歪む…………何だ?コレは」ヒビキは意識を失った。






続く

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