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新政府軍 その2

ヒビキは休暇を取り、長崎県男女群島に来た。





「さてと、ここからはフェリーか?少し時間がありそうだな。泳ぐにも遠すぎる。まあ良いや」ヒビキは太陽を見上げた。




「オウ。アンチャン!船なら出すぜ。釣りのついでだ乗ってくかい?」「アハハッ。わかります?向こうへ行きたいの。お願いしますよ」




漁師の船で島に向かう。





「アンチャン東京の人か?何しに来たんだ?こげな田舎に」「イヤー。見てみたくてね。この島を。ところで漁師さん。大和神話って知ってます?ここですよね」「大和神話?アア!戦艦大和か?そうだな。夜な夜な亡くなった兵隊さんが出るとか出ないとか。まあオカルトだわな」「オカルトねー。歴史も風化すればオカルトか?情けないね」「着いたで。んじゃな」「アア。ありがとうございます。漁師さん」





「さてと。何から当たるかな?手がかりも何も無い田舎か。確かにこの海底にあるんだがなー。深海3万なんて行けっこない。何かあるはずなんだ。この世の科学を越えた何かが」ブツブツ言いながら山道を昇るヒビキ。




「昔は山奥でよくこんな訓練をしてたな。懐かしい思い出だ。ン?アイツ等何者だ?こんな田舎町に物騒な出で立ち。怪しいな」ヒビキは山道を昇る軍服の隊列に目を止めた。





「どうだ?見つかったか?大和の痕跡は?」「イエ………マダ」「何をしている!アンデットの風上にも置けぬ連中が!消えたんだぞ!生体反応が!探せ!くまなく!蟻の子一匹逃すな!いいか!」






…………ビンゴ!奴等も探してるのか?先を越さなくては。…………




ヒビキは隠れて後を着けた。




………着いていこう。奴等の動きを追えば必ず大和にたどり着く。いざとなれば特警を動かす。まずは俺一人で情報収集したい…………






一方その頃、大和内部ではザベルとアキトの取り調べが行われていた。





「アンデットのアジトはどこだ?奴等の狙いは?」「だから、知りませんって。俺等は。青白いライトみたいのがバッと当たって気がついたら何でしたっけ?海底3万メートル?そんな所にいたんですから。アジトの場所も知りませんからね」「艦長どうでしょう?」「ウム。間違いない。そのライト、ワープシステムだな。だがしかしワープシステムのエネルギー源は地球上にはない。宇宙を構成するギャラクシー粒子がエネルギー源なのだ。だから同じ技術を持つ我々を狙う。納得ができるだろう」「同じ技術を持つ違う組織。こいつらは利用されただけだ。いく場所が無ければ引き取りたいのだが」「どうせ向こうへは戻れないですよ。お願いします。ホラ!アキトも!頭下げろって!」「決まりだな。ザベル!アキト!これより先、君らを大和のクルーとして迎え入れよう」「ありがとうございます。何でもしますから。トイレ掃除とか何でも」






こうして二人は大和クルーになった





つづく

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