第三章 最悪の出会い
白雪!こっち!早く入ろう!!
扉を開ける大和。
「うわっ!!
くるな!!」
「何?どうしたの??」
大和は扉を開けたまま固まっていた。
「早く入ろうよ?!」
そう言って山小屋の中を覗くとなんとそこには2匹のゴリラがいたのだ。
っ?!
私も固まった。
なんでこんなところにゴリラ?
しかも2匹も、、驚きと恐怖から言葉が出なかった。
「ん?誰かくる?!」
足音が聞こえる、、
「ヤマト、どうする?」
とりあえずじっとしていよう、、人間だったら最悪だ、、
ガチャ、、そこに立って居たのは人間の男だった。
最悪の状況だ。
人間はこんなところにゴリラがいたら驚くに違いない。
通報されでもしたら殺されてしまう、、
とにかくじっとして害がないことを分かってもらうしかない。
スノー、絶対に騒ぐなよ。
私たちどうなるの、、、
ゴリラ2匹と人間2人はお互い固まったまま動かなかった。
長い時がながれたきがした。
先に動いたのは大和だ。
「あの?雨宿りさせてもらってもいいですか?」
「あんたバカ?相手はゴリラよ?
言葉通じるわけないじゃん!」
「でもあのゴリラ害はなさそうだ。
このままじっとしていれば安全だろう。」
私はしたがうしかなかった。
こんなことなら家で本を読んでればよかったと後悔しかなかった。
それから2匹と2人は静まり返った山小屋で雨宿りした。
その時だった、凄い光のあと凄まじい音の雷がなった。
きゃーー!!
ウホ!!
スノーと白雪は悲鳴をあげた。
「白雪!大丈夫か?」
私に喋りかける大和は私じゃない方を見ていた。
え?
大和の隣には私がいた。
私の隣にはゴリラがいた。
「どうなって、、」
私はふと自分の体に目線をやった。
「な、なにこれ!?」
私の体は体毛に覆われていた。
きゃー!!
私は訳もわからず悲鳴をあげた。
「大丈夫か?スノー」
ヤマトは隣で叫ぶスノーを心配した。
スノーもまた困惑していた。
「私が人間に??
ヤマト!私はこっちよ!」
何言ってんだこの人間、、
ん?何故か人間の言葉がわかる。
大和もまたゴリラの言葉が分かることにパニックに陥っていた。
「なんなんだこれわーー!!」
2人の人間と2匹のゴリラは話合った。
要するにゴリラヤマト、人間大和はそのままでスノーが人間に、白雪がゴリラに入れ替わったらしい。
「なんでこんなことに、、
元に戻るにはどうしたらいいんだ。」
白雪は泣き出してしまった。
「とにかく今日はもう遅い。
雨も止んだことだし一旦帰らないか?
親が心配してるだろ。」
ヤマトが喋り出す。
「私たちはどうするのよ?」
スノーは半ギレだ。
「とりあえずはこのままだがきっと元に戻る方法はある。
一旦引き上げてまた天気が悪くなる日にここに集まるってのはどうだ?」
それしかなさそうだな。
大和が賛同した。
泣きじゃくる白雪と半ギレのスノーは納得いかない感じだが、もうそうするしかないと腹を括ってくれた。
こうしてゴリラヤマトとゴリラ白雪、人間大和と人間スノーは各々の家路についた。




