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終焉の魔女の弟子  作者: ららるり
少年貴族編
17/25

少年と宮廷魔術師


「きゅ・・・急になんだ?」

国王も流石に戸惑っている。


2人は何にも考えずに申し出たらしく、困惑している。


「こ・・・この方にはすごい才能を感じます!!ぜひ雇うべきです!!」

レイ王子がなんとか言い訳を考えたようだ。


「ほう・・・。きみ。アクレシア家の者か・・・。ウェイドはいるか?」

「こちらに」

「彼に才能はあるのか?」


国王はお父様に僕のことについて聞いた。

「・・・えぇ。ショウは無詠唱で魔術を行使できます。独学で勉強していたのでどこまでの階級の魔術を使えるかは分かりませんが・・・」


「ほう・・・ショウと言ったか、どれ。今使える最大の魔術で実力を見せてみよ」


と、急遽、パーティーの合間に、実力を見せることとなった。

魔法鞄から杖を取り出した。


氷聖級魔術はここら辺を凍らせちゃうしな・・・


そうだ。

魔術を合わせるか。


爆裂(エクスプロージョン)》+《火炎弾(ブレス)》+《発光(フラッシュ)

この3つを掛け合わせ、大量生成し、空へと打ち上げる。


バァン!と音が鳴り響き、

綺麗な火の花が咲き誇る。


「・・・あれはなんという魔術なのだ?」

国王は・・・いや。あれが見える全員があれの虜になっていた。


「魔術を混合させた僕のオリジナル魔術《花火》です」

流石にお父様も予想以上だったらしく豆鉄砲を喰らったような顔をしていた。


「ふぅむ。確かに無詠唱魔術師でこれほどの魔術を同時に使える人間はそうそう出会わないだろう。どれ、ウェイド。ショウを宮廷魔術師として雇っても良いだろうか?」

「えぇ。むしろこちらからお願いを申し上げるところでした故。」


お父様と国王は書類やらなんやらを書くため席を外した。


王女、王子と話していると、貴族の子供らが近づいてきた。

「おい!そこのお前!品がないくせにいきなりなんだ!!!」


貴族は気が強いと聞くが本当にそうらしい。

「と言われましても。僕はただ魔術を使用したまでです」

僕が冷たく返すと、貴族はプライドに傷がついたのか僕にグラスに入っていたジュースをかける


葡萄ジュースが僕にかかるかと思いきや 、方向は王女に。


葡萄ジュースを頭から被ったシエスタ王女。

ポタポタとジュースが滴る。


僕にジュースをかけようとした貴族の子供は真っ青だ。


流石に王女様がこの格好はまずい。


僕は転移魔法で王女様が被ったジュースを外へ転移させ、髪についてしまったジュースはお湯を染み込ませた布で拭き取る。


「・・・ありがとうございます」

シエスタ王女は驚いたような顔をしていた。


「いえ。当然のことをしたまでです」

とりあえずなんとかなった。


「・・・かっこいい」

ふと、周りにいた貴族令嬢達が頬を赤ながらそう呟く。


「あ・・・あの!よろしければ仲良くしてもらえませんか!?」

と声をかけられた。


「私も!」

次々と、僕ににじり寄ってくる。


四方を囲まれており、逃げることができない。


「コホン・・・。ショウ様。宮廷魔術師の件n話がつきました」

レイ王子がそう言いながら人混みを掻き分け僕の手を取る。


「行こう」

「うん・・!」


_______


「宮廷魔術師として雇うことにしたよ。ついでに頼みだが、娘達の護衛を任せても良いだろうか」

国王様からの頼み。

別に断る意味は無い。


「はい大丈夫です。護衛ということはこちらに住み込みの方がよろしいですよね?」

僕がそう国王に聞いて見ると、国王は首を横に振った。


「いや。君は転移魔法が使えるのだろう?自分の家からここまで転移してくればいいじゃないか」

と平然と言われた。


「しかし、もしもの時にそばにいなければ護衛の意味はありません」

と言うと、国王はさらに首を振った。


「城にいる限り狙われることはない。」

と完全に言い切る国王に折れたのは僕だった。


「承知しました・・・。」

「うむ。早速明日から頼むぞ!ご飯も用意しておくよう手配しよう」

とのこと、

レイ王子とシエスタ王女は国王にバレないようガッツポーズをしている。

こちらからは丸見えだ。



パーティーは無事終わり、僕の噂もすぐに広がった。


家へ帰り、ベッドで横になっていると、自室のドアがノックされる。

もう夜も遅く、こんな時間になんのようだと思い、ドアを開けると、兄様と妹が立っていた


「王女と王子の護衛につけて光栄だろう。お前が護衛だと心配だ」

「ドライ兄様に同意見です!守られる側の気が知れませんわ!」


侮辱に来たらしい。

僕は「おやすみなさい」と一言返し、ドアを閉める。


ドアの向こうから何か聞こえるが聞かなかったことにしよう。


布団にくるまり、眠りに落ちた。






「ぉーい!」

「おーい!ショウくんー!」


僕の名を呼びながら体を揺らされる。

「ん」

すでに早朝を迎えており、使用人がお越しにきたかと目を擦っていると、そこには・・・


「大丈夫だった?」

心配そうにこちらを覗き込むアラモネさんがいた

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