第2話
トイレが凍ってしまった。
「わー、綺麗」
「のんきに関心している場合じゃない。
あたしたち、襲われちゃう」
プレジデンテはそう言うけど、氷のお城みたいで感動的だった。
「これで、簡単に身動きはとれまい」
「氷で固めれば、相手の動きを抑制できるとか思っている?」
プレジデンテは、怪物をにらみつけた。
「一体、何の話だ?」
「結論から言わせていただくとね、相手が悪かったということ」
プレジデンテは、手から炎を出した。
「まさか・・・」
「灼熱よ、この怪物を燃やせ」
プレジデンテは、炎の玉を放出して、怪物に当てた。
「熱い・・・・熱い・・・・」
氷も、プレジデンテの炎で、溶けていった。
こうして、俺たちは学校から離れて、任務完了をいじめ殺し退治屋のギルドに戻ってから、ティターオさんに報告した。
「今日の任務は完了ということで、次の指示があるまで休んでいいっす」
僕は、任務が終わって、ルンルン気分でいた。
だけど、その後に、プレジデンテから「話があるの」とささやかれ、人気のない場所に俺は呼ばれた。
「僕たち、やっていけそうにないから、別れよう」
「え?」
突然のことで、頭がついてこなかった。
僕、別れるようなこと何ひとつとしてしてないよね。
ここで、どこからかシャンマーが現れて、俺にこう言う。
「貴様の天然ぷりには、プレジデンテ殿も、疲れておる。
なら、別れる方が身のためだ」
「天然って、天然水持ってきてない」
「そこが天然って言うんだ。
それに、プレジデンテの気持ちは、別の男のところにおる」
「・・・・・」
俺は、衝撃すぎて、言葉もでない。
理解がおいつかない。
「あたしは、好きな人が二人いて、ティータオ先輩と、君は知らないかもしれないけど、世界君っていう人。
明日、ティータオ先輩に告白して、だめそうなら・・・・・
世界君と、告白して付き合おうと思う」
一瞬、時間が止まったかのように思えた。
「ということで、関わってこないで。
さようなら」
プレジデンテは、そのまま去っていってしまった。
この後、すぐにティータオさんから「話がある」と電話で呼び出され、いじめ殺し退治屋のギルドに向かったら、またもや衝撃的なことを言われた。
「君は、今日から、このギルドを追放する。
今後は、赤の他人だ」
どうして?
俺が、一体何をしたって言うんだ?
彼女には別れ話を持ち出されてしまうし、ギルドは追放されてしまうし、最低な一日だ。
俺は、次の日から、家に引きこもった。
今日は土曜日だから、学校はない。
明後日も、日曜日だから大丈夫。
問題は、明々後日は月曜日だから、学校に行かなくてはならない。




