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第1話
いじめは許せない。 許さない。 許すつもりもない。
あんなひどいことをして、忘れたとか言わせない。
人の話を聞かずに、まるで自分が正しいかのように言う。
都合のいい味方を作る。
立場が上になると従う。
なら、強くなって見返してやる。
いじめっ子の名前も嫌い。
あんたのせいで、不幸になった。
いじめ、妬みは一生なくらならない。
人の気持ちがわからないことは、無神経と言う。
キンコーン カンコーン
いつののように鳴るチャイム。
私は高校三年生で、大学に進学するか、就職するか進路希望調査が行われていた。
どっちにしても、私の不幸なことは待っているはず。
何でかなんて、転校する度にいじめにあうし、バイト先も変えてもいじめにあう。
だから、いじめにあう運命なのかと思う。
児童養護施設にいて、そこでもいじめにあっている。
最年長だけど、年下からいじめられてる。
施設の職員も、学校の先生も、バイト先でも、私を守ってくれる人は誰一人としていなかった。
何で、いつも私だけ?
ここで、私は一人暮らしでもしようと思っていても、それに必要な貯金はないし、いつもバイトは転々としていて、どこも一か月は続かなかった。




