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第1話

あたし、彩崎光恋みつこ

お母さんと二人暮らし。


あたしには兄の世界がいたけど、

高校卒業してすぐに漫画を描き始め、

売れっ子漫画家になってから、

一年ぐらいしたら、

一人暮らしを始めたみたいでそれ以来会っていない。


4月からあたしも中学生。


あたしが小学6年生の頃から、

ずっと片想いをしている憂狩ゆうかりゆずろう君も一緒も同じ中学になるみたい。


ゆずろう君には世界お兄ちゃんと同い年のお姉ちゃん憂狩ゆずきちゃんがいて、

前に一回あったことあるけどすごく美人だったわ。


春休みが終わって、新学期迎えたらゆずろう君と同じクラスならいいなと思いながら眠りについた。


あたしはいじめ殺しの夢を見た。


どうしてだろう、

いじめ殺しなんて見たことも聞いたこともないのに、

いじめ殺しを知ってる気がするし、

殺されたことがある気がする。


しかも勝恋しょうこお姉ちゃんなんか知らないし、

会ったことないのに何か懐かしい感覚がある。


あたしがお母さんのお腹にいた頃に、お父さんとお母さんが離婚して、

お姉ちゃんの親権はお父さんに渡ったらしいの。


だからあたしはお父さんや勝恋お姉ちゃんに、

一回も会ったことないし、

名前ぐらいしか知らないの。


夢であたしとお母さんで一緒になって、

勝恋お姉ちゃんにひどい言葉を浴びせていた。


「お姉ちゃんなんだからしっかりしてよ」とあたし。


「そうよ。 こんなんだとお嫁に行けないわよ」とお母さん。


勝恋お姉ちゃんは何も言わなかった。

ただ無言だった。


幼いあたしはお母さんの言うことが全てで、

お母さんの言うことが正しいと思っていた。


お母さんはいろんな暴言をはいた。


「人としてどうなの?」

「優しくない!」

「これでいいの?」

「自分のことしか考えてない」

「絶対お姑さんと問題起こしそう」

「家族を大切にしなさいよ」

「どうして家族に優しくできないの?」

「お母さんの誕生日はどうしたの?」

「お母さんの誕生日より自分のことが大事なの?」「悪い癖だよ」

「あんた一人暮らしできない」

「今すぐ結婚できないね」

「お母さんの言うこと聞く気がないでしょう?」

「過去を生きてる」

「人はいいから」

「人の話しかしないよね」

「お母さんもう限界」

「察してよ」

「言いなさい」

「思い込みです」

「言ってません」

「第一その人知らないから」「

どうせみんなに言うんでしょう?」

「家にお金振り込まないくせに」

「お金返してるじゃない」

「あんた16になるんでしょ」

「気を利かせてよ」

「あんたも昔こうだったじゃない」

「逆ぎれして」

「すぐ怒る」

「自分のどこが悪いかわからないでしょ?」

「まわりから幼いと思われてるよ」

「精神年齢が幼い」

「あんた年下は合わない、年上じゃないと無理ね」「嫌な思いしたでしょ?」

「あんた騙されやすいよ」

「騙そうとして騙されるタイプね」

「同情買おうとしてるでしょ?」

「騙そうとして騙されるタイプね」

「男子がドン引きする」

「これ妄想」

「そんな都合がいいことないから」

「自慢になりません」

「ウソついて逃げぐせあるやつに友達はできない」「疲れたら寝るでしょ?」


「結婚したとしても離婚するよね」

「旦那さんに全部やらせる気なの?」

「結婚したいなら生活力つけなさい」

「また同じこと繰り返すよ」

「逃げない」

「あんたの精神年齢小学生くらいだよ」

「自分のことが大事、そんな人助けようと思う?」「話に夢中になると人の話聞いてない」

「一度も強制したことないでしょ?」

「お母さん前から言おうと思ってたけど」

「は?」

「あんた冷たいね」

「相手期待させて」

「こんなんだと旦那さん疲れちゃうよ 」

「失礼だよ」

「心こもってないよね」

「謝らなくていいから」

「悪いと思ってないよね?」

「どこ行ってたの?」

「ストーカーみたいだね」

「頭お花畑だね」

「家族に優しくないよね」

「失敗したよね?」

「子どもの夢壊して」

「バカじゃないの」

「記憶に残る人だね」

「あなたをここまで育てるの大変だったから」

「親への不満でしょ?」

「お母さんのやること全否定してきたじゃない?」「変わった子だなあ」

「自分らしき生きてない」

「行きたいの?」

「歩き方がペンギンみたい」

「意識がここにないよ」


「夢見てる」

「妄想じゃないの?」

「あなたの考えていることわかってるんだよ」

「は? は?」

「休みの日くらい家事をやってよ」

「自分のこと大事なんだ」

「やりたくないんでしょ?」

「逃げんな」

「お母さんのストレスはどこいっちゃうの?」

「お母さん短気だから」

「すぐ人のせいにする」

「意志が弱い」

「人によって意見を変える」

「今のあんたじゃ大学行けないよ」

「口だけ」

「モテたいの?」

「すぐ文句言う」

「彼氏いなくていいじゃない?」

「友達いなくていいじゃない?」

「言った言わないは水掛け論」

「話そらす」

「自分の意見がない」

「いつもなんとかさんの話ばかり」

「嫌いなパートのおばちゃんみたくなるよ」


「パートのおばちゃんじゃん」

「認めな」

「プライドを捨てなさい」


言い過ぎじゃないの?

こんなの世間で言う毒親じゃないの?

だけど夢の中の幼いあたしはそんなこと思わない。


「お姉ちゃん食べ方汚いよ」

「お姉ちゃんバカ」

「お姉ちゃん変なもの見てる」

「お母さんに言っちゃおう」

「そんな姉がどこにいる?」

「でぶいのね」

「あっそ」

「だから?」

「あたしより背が低いの? バカじゃないの?」「は?」

「家族を気にしてどこが悪いの?」

「うるさい」

「お姉ちゃん逃げた」

「お姉ちゃん臭い」

「お姉ちゃんインフルエンザかかるんだよね」

「夜中に電気つけてないし」


やめてよ、見てるこっちがつらい。

もうやめてよ。


こうして目が覚めた。


怒りがどこからかふつふつとわいてきた。

どうしてかはわからない。

もうすぐ学校が始まるからそれまでに気を落ち着かせないと

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