平和的解決
湯浴みから戻る
「お待たせ 先に湯浴みありがとう」
「よい ほれ冷たい湧き水でも飲むが良い」
コップを持ってきてくれた
「ありがとう ゴクッ… ふっー 美味しい」
「では今度はわしが湯浴みしてくるでな
先に寝ておってもよい」
「うん わかった」
ドーラを見送る
改めて調理場に近づく
「生け簀には魚が…四匹くらいかな…」
見える範囲だと四匹ほど泳いでいる
他の食料を確認をする
「木の実は…結構ある」
お皿に山盛りできるくらいの量はある
緑や赤や黄色 大きさは大小ばらつきがある
「パンは…最後だったか」
木箱は空だ
「あとは…芋はどこだろう」
ウロウロと何度も同じところを探す
「芋…芋…どこだろう」
「芋はこっちじゃ」
後ろを見るとドーラが湯浴みから戻っていたようだ
意外と時間が立っていたらしい
探していた場所とは違う場所に芋用の場所があったようだ
「足りなかったのかの?
芋だけでよいならすぐ焼くか茹でてやろうかの~」
「いや 食料があとどれくらいあるか確認しておきたかったんだ」
「なんでじゃ?」
「僕がいるせいで食料の消費量が増えてるから心配で…」
目をパチパチしながら面食らっているようだ
一呼吸おいて笑う
「くふふ なんじゃそんなことか
安心せい 大量に取ってくると痛むからの
わし一人分の残りじゃったから不安にさせたかの」
「探せばあるのかい?」
「うむ 森は広いからの
食料で困ることはないのじゃ」
「そうか なら安心だ」
僕もしてもらったようにドーラに湧き水を汲んで渡す
「む 気が利くの~ ゴクッゴクッ ぷはーっ」
一気に飲み干す
「今度から一緒に食料を集めに回るのじゃ
二人じゃから集まる量も倍なのじゃ」
「そうだね 一緒に探そう」
「探し方のコツを教えてあげるのじゃ
明日は食料集めかの~」
「じゃぁ早起きしてたくさん教えてもらおうかな」
「早起きは苦手なんじゃが…」
「僕より早く起きてるじゃないか」
「お主が寝すぎなんじゃ
魔女より早く起きたことはほとんどなかったのじゃ
本当の早起きは魔女だけじゃ」
「早起きもコツがあるとよかったんだけどなぁ」
「くふふ 早く寝る それだけがコツじゃな」
「そっか じゃぁ今日はもう寝ようか」
「うむ…また明日じゃな
寝る前にトイレにいっておくんじゃ」
言いつけ通りトイレを済ませて戻る
次にドーラもトイレを済ませて戻ってくる
「さて寝床に行くかの~」
寝床に向けて上階へ続く階段を上る
部屋に辿り着き 暗闇に慣れない目で歩く
窓から零れる薄い星の明かりを頼りにベッドににじり寄る
「おやすみドーラ…」
「おやすみ…お主…」
今日も挨拶で締めくくる
二日目の夜がくる




