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魔女に育てられたドラゴンと記憶のない人間  作者: 一蓮托生熊
ドラゴンの住む森
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出会い




「すまん…先に謝っておくのじゃ…」


誰かの声が聞こえ 意識が少し戻る。


「わしのわがままに付き合わせてしまうかもしれぬ…」


目を明けると周りは暗い 夜だろうか

外なのか 空が見えるが見たことのない緑色の大小の星が二つ


片手を地面につき、半身を起こし声の主を探す。すぐ近くの岩場に人影

まばらにあった雲が晴れ、星から零れる光がゆっくりと彼女を照らす


緋色の長い髪に 燃えるような深紅の瞳が光っている

そして彼女には 尻尾が生えていた。



「もう少し眠っておれ 全身がだるいじゃろ…」


気になることが多かったが確かに体力の限界だった

もう一度 地面に横になり目をつむる

意識を失いそうになる前に 一言だけ彼女に告げる


「おやすみ…」


「あぁ…おやすみ人間…」


薄れる意識の中

目が覚めた時

もう一度彼女に会えますように

そう願った

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