舞い降りて龍神来る

天より

神々しく

舞い降りたり

輝かしき体躯(たいく)

尾に燃え盛る焔(ほむら)

龍神よ

龍神よ

この地に幸(さち)を与えたまえ

安寧(あんねい)の大地となれ

我らは呼び掛ける

龍神に

祈りを捧げる

細やかながらの供物(くもつ)と共に

心からの祈りを捧げる

龍神よ

龍神よ

この地の天空(そら)を舞いたまえ

民に祝福を与えたまえ

民は地にひれ伏し

龍神を讃えるだろう

龍神よ

龍神よ

黄金に輝きたる龍神よ

我らの苦しみを取り除きたまえ

我らの苦しみ

真の悩み

飢餓(きが)に戦(いくさ)

隣人との諍(いさか)い

それらを取り除きたまえ

民の切なる願いを

聞き願えたまえ

龍神よ

龍神よ

この小さな赤子でさえも

祈ります

幼子(おさなご)でさえも小さな手を合わせて

熱心に祈ります

老婆(ろうば)は涙を浮かべております

龍神よ

龍神よ

嗚呼……

舞い降りて龍神様が我らの元に来(きた)る……

そして近くに……

嗚呼、龍神よ……

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お読み下さり、本当にありがとうございました。