霊能者黒木15
part15
「ガチで記憶がないです」
次回投稿まで5ヶ月も開いたせいか、謎解きパートが詰みかけていた
「大問題です…流石に復習は面倒くさすぎます、なんかまぁ、ある程度は覚えてるのであとはフィーリングです」
「そんな感じで大丈夫なの?」
「多分…」
安石さんも困惑している、当然だろう、何せ探偵が推理を忘れているのだ
「いやタイトル的に探偵は俺だろ、名探偵俺だ。」
「じゃあ謎解きできますか?」
「忘れた」
「やっぱり…要するにですね、安石さん、貴方には前科があったのでしょう、そしてそれを知っていたのが秋田『元』刑事だった…犯行当時は少年法の保護圏内でしたが、刑事なら当然実名も知っている、それをバラされたらまずい…こんな感じですね」
「そして、私を狙った理由は、今の栄華を失うことを恐れたから…まぁ普通に考えて仏門の人間に前科って…ね?」
正直顔を見ても以前捕まえた人間とは気付かなかった私にも問題はあるが、犯人なんて十把一絡げだししょうがないと思う、私悪くない。
「ちょっとちょっと待ってくださいよ!勝手に話を進めないで!確かに私には前科があります!しかし今回襲われたのはこの私なんですよ⁉︎」
「自演って奴ですね、自演、よくありますよそーゆーのは」
「よくあるで済まさないでくださいよ!証拠とかはあるんですか⁉︎」
「まぁ決定的な証拠はありませんが、貴方が前科持ちであることはただの事実です、裏も取りましたしね。これをネットにばら撒けば貴方の信用は地に落ちる。そうなれば今回の犯行には意味がなくなりますね」
「私を脅迫するんですか⁉︎」
至極当然の発言が出てきた、ここから先は私も事前に聞いていない、何をさせるつもりだろう
「お前が宗教関連で稼いだ金の7割をよこせ、これからの稼ぎもそれだけよこせ、そしたら黙っててやる」
「7割⁉︎…7割⁉︎ふざけんなよガキ!殺すぞ!」
安石が黒木ちゃんのめちゃくちゃな要求にブチ切れて正体を表した。煽ったのは黒木ちゃんなのに私にまで怒気のこもった視線を向けている、どうやら私たち3人を全員口封じするくらいの心持ちらしい




