表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒木s  作者: ちのの
17/20

霊能者黒木12

part12


前回、なぜか私のカード入れが入ったことのない病室に落ちていたという事件が起こったので、私たちは今後の方針を立てるため、一旦近所のスーパーの試食コーナーに移動した


「これうめー!」

「あら元気ねー、このウインナー美味しいわよね、一つ買ってかない?」

「みっつだ!みっつかう!」


黒木ちゃんが試食売りのおばさんの術中におち、話し合いそっちのけで買い物カゴにシャウエッセンの袋をどさどさいれてくるが、まぁまったく問題はない


「なぜなら事件の真相を推理するのは結局ケルちゃんだけで、私は状況説明しかしないから!どうせ私達が考えたってわかんないしね!というわけで電話電話!」


数回コール音が鳴ったあと、寝起きだったのかケルちゃんが気だるそうに答えた


「はい、こちらビキニ探偵事務所…新品ビキニのご注文なら①、古着ビキニのご注文なら②、探偵依頼なら③を押してください…」

「え、ビキニ探偵事務所ってビキニ売ってたの⁉︎探偵一本でやってるわけじゃないのあそこ?」

「その声は秋田さんですか、どうなさいました?」 


応答としては正しいんだけどもうちょっとビキニについて知りたいな…


「実はさっき安石さんがもう一回刺されて…」

「あー、はい、わかりました、見逃しちゃったんですね、わざわざ私がリストを作ってあげたのに」

「そうだけどそうじゃないんだよ!というかそれだけじゃないんだよ!」

「え、まだやらかしたんですか?一体どれだけ失敗すれば気が済むんですか貴方達は、秋田さんにはちゃんと黒木ちゃんの補佐をしてもらわないと困るんですよ?」

「いや!やらかしてはない!多分!」


実を言えば何気に、安石さんを刺してから逃走する犯人を取り逃しているという失態も重ねてはいるが、そのことはまぁ置いておいて


「なぜか一度も入ったことがないはずの安石さんの病室に知らない間に私のカード入れが落ちてたんだ、おかしくない?」

「カード入れを無くしてたんですか?そしてそこで見つけるまで気付かなかったんですか??迂闊すぎませんか???」 

「ぐっ!」


確かに、現代社会においてカード入れを無くすというのは腎臓を無くすくらいの大失敗ではある…あの薄いカード達が現代人の生命線だ


「ていうかそこは重要じゃないでしょ!重要なのは」

「誰が安石を刺したか…ですよね?大丈夫、安心してください、今、完璧に時間の真相がわかりました」

「………え?」


さっきの短い説明で、ケルちゃんには何が見えたというのだろう、私がこの事件から見えたのは自分のリスク管理の甘さくらいだったが…


「この事件の謎はもう完全に晴れました…そう、ビキニが似合う夏空のごとくね」

「ケルちゃん、流石にその決め台詞はやめよ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ