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犬になった犬将軍

作者: コブラ

今後、書くかもしれない作品です…まだ、構想だけです…

西暦1709年2月19日


この日1人の将軍が成人麻疹で亡くなった。


名は徳川綱吉。人は皆、悪法で民衆を苦しめた“犬将軍”と呼んだ。又は“犬公様”とも呼んでいた。



時は神歴646年、夢見月。

“犬将軍”と呼ばれた男が転生する。そう!犬の姿で!



(ここは、何処じゃ?何故、我は…そうか、我は流行病で死んだのだったな…うん?それにしても、身体に違和感があるぞよ…死したならば霊となりて肉体は持たんと言うのに、肉体の感覚はある…摩訶不思議な事もあるもんだ)


この時はまだ、転生した事も、将又、己自身が犬に成れた事も気づかぬお殿様であった。





すると、見知らぬ女がやってくるではありませんか。

「フェン、可愛い可愛い、私の子。健やかに逞しく育って」

(我が名はフェンと言うのか…つまりは輪廻転生したと言うのか…貴女は母君。それは良い。何故、御犬様が喋るのだ?)

まだ、喋れない綱吉改め、フェン。

そしてまだ何も理解していないフェンはやはりバカ殿だったのでしょうか?それとも名君だったのでしょうか?

それはまだまだ先のお話。


「フェン、人には近づいちゃダメですよ。人は恐ろしくて、残忍で、強欲ですから…みんな、人に殺されてしまったのだから……」

(此処は犬の部族らしいな。つまり我も犬という事。そして、人と争っている……なんとも因果なものか…我は人だったから母上の言いたい事は分かるし、気も分かる。憎んでおられるのだろう…大切な同胞や家族を傷つけられて憎まない者などおらん。母上の涙ば我は忘れないだろう…)


「うふふ、くすぐったいわよ、フェン。ありがとう…慰めてくれてるのね。フェンは賢いのね…」

我は喋れない代わりに母上の涙を拭き取る。いや、舐めとる。それしか、今は出来んが母上を泣かした人を我は許さん!


フェンは母の為に強くなると心に決め、異世界を生き抜く。

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