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♥ 操縦室で… 2


 機(き)内(ない)から戻(もど)って来(き)た1名(めい)の神(しん)父(ぷ)(エクソシスト)も加(く)わり、4名(めい)で悪(あく)魔(ま)に挑(いど)んだ。


 因(ちな)みに乗(じょう)客(きゃく)室(しつ)には──、ハイカーによって射(しゃ)殺(さつ)されたキャビンアテンダント達(たち)を見(み)てパニックに陥(おちい)った乗(じょう)客(きゃく)達(たち)を落(お)ち着(つ)かせる為(ため)に、4名(めい)の神(しん)父(ぷ)(エクソシスト)が残(のこ)っている。




 悪(あく)魔(ま)と対(たい)峙(じ)して、浄(じょう)化(か)を試(こころ)みてはいるものの、4名(めい)で挑(いど)んでも悪(あ)魔(くま)は予(よ)想(そう)外(がい)に手(て)強(ごわ)かった。


 悪(あく)魔(ま)の抵(てい)抗(こう)を受(う)け、一(いっ)刻(こく)の猶(ゆう)予(よ)もなくなった頃(ころ)、1名(めい)の神(しん)父(ぷ)(エクソシスト)が覚(かく)悟(ご)を決(き)めた。


 手(て)持(も)ちの聖(せい)水(すい)を全(すべ)て、機(き)長(ちょう)に向(む)けて投(な)げ付(つ)けた!!


 割(わ)れた小(こ)瓶(びん)から出(で)た聖(せい)水(すい)が、全(ぜん)身(しん)に掛(か)かった事(こと)で、機(き)長(ちょう)が怯(ひる)む。


 此(こ)の一(いっ)瞬(しゅん)に出(で)来(き)た隙(すき)を逃(のが)さず、神(しん)父(ぷ)(エクソシスト)は機(き)長(ちょう)に飛(と)び掛(か)かる。


 神(しん)父(ぷ)(エクソシスト)は自(じ)分(ぶん)の口(くち)を開(あ)けると、機(き)長(ちょう)の口(くち)に重(かさ)ねた。


 すると機(き)長(ちょう)に憑(つ)いていた悪(あく)魔(ま)は、口(くち)を通(とお)り神(しん)父(ぷ)(エクソシスト)の体(たい)内(ない)へ入(はい)り込(こん)んだ。


 悪(あく)魔(ま)から解(かい)放(ほう)された機(き)長(ちょう)は、ハイカーと同(どう)様(よう)に意(い)識(しき)を失(うしな)い倒(たお)れた。


 悪(あく)魔(ま)を自(じ)分(ぶん)の肉(にく)体(たい)に憑(つ)かせた──否(いな)、此(こ)の場(ば)合(あい)は “ 敢(あ)えて自(じ)分(ぶん)の体(たい)内(ない)へ誘(さそ)い込(こ)んで閉(と)じ込(こ)めた ” と言(い)うべきか。


 神(しん)父(ぷ)(エクソシスト) は、乗(じょう)客(きゃく)達(たち)と仲(なか)間(ま)達(たち)を助(たす)ける為(ため)に、旅(りょ)客(かく)機(き)の非(ひ)常(じょう)用(よう)出(で)口(ぐち)を開(あ)けると、何(ど)処(こ)迄(まで)も続(つづ)いている雲(うん)海(かい)へ飛(と)び降(お)りた!!!!




 意(い)識(しき)の戻(もど)らない機(き)長(ちょう)に代(か)わり、副(ふく)操(そう)縦(じゅう)士(し)の頑(がん)張(ば)りで、旅(りょ)客(かく)機(き)は空(くう)港(こう)へ無(ぶ)事(じ)に着(とう)陸(ちゃく)し、着(ちゃく)陸(りく)を果(は)たした。


 悪(あく)魔(ま)に憑(つ)かれていたハイカーに射(しゃ)殺(さつ)されたキャビンアテンダント達(たち)を除(のぞ)いて、乗(じょう)客(きゃく)達(たち)は無(む)傷(きず)のまま助(たす)かった。

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