1:始まりの刻
※初作品です。
ちょっとだけでも自分を表現できたらという事から投稿してみます。
宜しくお願いします。
かつて、その国には時間をも操って見せようと、魔法を研究する一人の少女が居た。
彼女は、周囲の人々から『神童』と呼ばれるほど、魔法に対する才能を持っていた。
その才能を十二分に発揮した彼女は、修得までに20年はかかるともいわれている
全ての基礎的な魔法の習得を7歳で……10歳になるまでには使いこなす程となっていた。
そして、その才能は年齢を重ねる毎に成長した。
その国最大の魔法学院と言われる学院へと、国からの推薦を得て進学した彼女は瞬く間に飛び級を重ねていく。
そして3年の月日が流れた頃には、12年かけて学ぶべき学業の全てを修め、卒業を間近に控えていた。
国はこの才能をここで失ってしまうのは惜しいと考え、魔術研究室を与え学院へと残ってくれと懇願した。
……それを彼女は国の為、そして追い抜いてきた先輩、後輩たちの為と承諾する。
その頃少女は、その与えられた研究室にて数人の教員と数十名の学院生達と、古代に失われたという古代魔術の一端である、時空魔法の研究を始める。
文献にすら、眉唾な物ばかり書かれていたソレを、彼女は1から考察し、そして理論をくみ上げていく。
そして、15歳にして……時空魔術を扱える……とまではいかないが、基礎理論を構築し、国へと発表。
――すぐに全世界から、注目を浴びる事となる。
当時の『魔法』全ての『叡智』を持ってしても、操りえなかった時間を操る魔法をその手に掴める時が来る……。
ただ、その事実だけが人々から期待を、羨望を……そして憎悪を抱かれる事となる。
それから、何度も実験を重ね失敗を重ね……より確かな物となっていく時空魔術を、研究結果を見て彼女は幸せそうに微笑む。
その度、彼女は教員や学院生たちにこう言っていた。
「この魔法が完成したら、きっとすべての人に役に立つから!! 」
きっとそれが、当時の期待を背負った彼女を支える全てだったのだろう。
そして……2年の歳月を費やし17歳の誕生日を迎えた頃に、彼女はそれまで、物や動物に行使していた時空魔術を……初めて人体に、自分に行使する事とする。
基礎理論と技術を積み上げ、より確かなものとしてきた魔法は、蘇ろうとしていた。
……この時までは。
それは、誰が望んだ結果だったのか。
彼女の魔法は失敗する。
原因は何だったのか……彼女自身もわからないだろう。
焦る彼女は、どうにか必死に魔法を止めようとするが、時は既に遅かった。
拡張した魔力が、彼女を飲み込みそして、消えていく。
最後に彼女が涙を浮かべながら見た景色は……。
――こちらを見て、嘲笑っていた数人の先生だった。
文章拙く、設定も拙い所が多々出てきてしまうかもしれません……。
なるべくそうならない用努力していきますので、暖かい目で見守っていただければと思います。