恐怖と向き合う僕の覚悟
ラミアが僕の子供を身籠った。
それは衝撃と共に、ある種の覚悟を決めさせた。
どこかこの世界での生活を、自分とは離れた世界のように捉えていたが、僕はこの世界に根を下ろせることを知らせてくれた。
魔剣のお陰で抱かなくても済んだ恐怖。しかし、それはこの世との乖離も意味していた。
恐怖が戻り、かつての臆病が戻った僕だが、それと共に人の気持ちを汲み取る感度も上がったように感じる。
「今更だけど、これからもよろしくね」
「本当に今更だな」
「こちらこそよろしくお願いします」
セラド、フェネ、レイラにエイレス。それとラミア。
僕はこの世界に来て、こんなにも素晴らしい人々と出会えた。
元の世界に未練が無いかと言われれば、否定はできない。
でも未練以上の期待を抱く事ができる。
かつての臆病な自分では、見つけられなかっただろう。しかし、恐怖を失ったままでも気づけなかったかもしれない。
恐れの中で生き抜くことで、僕は僕の幸せを守っていく。
「さて、次はどこへ行こうか」
僕の旅はまだまだここからだ。
すいません、継続して書くことはできそうにないので、完結させておきます。




