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九尾ワープ
この世には、お互いに少しずつどこかが異なった、無限個の並行世界が存在する。
このうち、状況が近しい複数個の世界に同時に存在するのがワープ。現世では、街角を曲がるたびに別の環境。
空間を操る能力を持つ。
人格がぼやけてる。土地勘がない、絶対方向音痴とか言われて育つ。
並行世界間を自由に行き来できる。複数の仲間とで、行き来も可能。
また、逆に(有効範囲内の)環境の方を、現世と入れ替えることができる。
物品を取り寄せもできる。アイテム、旅行鞄。
並行世界間で、自分自身ふくむ万物(全体・部分)をトレードできる。
トレードに制約はない。無限個の並行世界では、“これが本筋の世界”という概念はないから。が、便宜上、“この世界”を現世とし、ワープ自身は必ずここに帰ってこなければならない。
別の世界を通り抜けることで、現世から見れば、表面上跳躍しているように見える。トンネル。
並行世界間の移動時間はゼロ秒である。
羽生ドール
“ワープの現世”と、別の並行世界の、二人による融合人。
元は別々の男女。合わさって一人のドールとなった。
ワープの現世にのみ存在する。(他の世界には、男女別々で存在する?)
ドールはその男の方の名前。メイン人格。神奈川県茅ヶ崎市出身。
サブ人格は京都人の女性。島原ダユー。
次の刺激を与えると、体が男女入れ替わる。
・長いトンネルを潜ること。(男女間のワープ空間)
・全身が、(最低でも首から下が全部、)何かに覆われること。(具体的に、温泉、布団、冬の衣類など)
時間を操る能力を有する。
現在から-100年の範囲内で時間旅行できる。複数の仲間とでも旅行可能。
未来はあるが、未来への時間旅行はできない。現在が最先端の未来なのである。
現在にいたまま、自身含むあらゆる対象を、時間変化させることができる。範囲は±50年。
この場合は、未来の姿に変化させることが可能だ。ただしその姿は、無限の中の一つの可能性の姿でしかない。将来かならずその姿になると保証されたものではない。
過去旅行にしろ時間変化にしろ、持続期間は24時間である。最後は元に戻さないとならないし、ほっといても24時間後に元に戻る。
時間変化で(たとえば寿命とかで)対象を死なせてしまった場合、戻しても生き返らせない。死は絶対。
この世界(現世)の過去で歴史変革させたら、そのまま変革された現世になる。
別世界の過去で変革させたら、その世界は変革するが、現世には影響ない。
多少致命的矛盾があっても気にしない気にしない。(笑)
“戻る”というのは?
今から時間旅行に1時間使ったら、今から1時間後が、自分にとっての帰ってくるべき現世、ということ。ちなみに、行きたい時間点への“移動時間”はゼロ秒だ。計算には含まれない。
(現世におけるワープとドールの肉体年齢差は変わらない、ということ)
時の流れそのものを止めることは無理だ。
「女物の下着なんて着れるか!」
島リューシィ
隠岐島出身。
隠岐島。古くから遠流の島として知られる。後鳥羽上皇、後醍醐天皇、その他多数が流された……。(ウィキより)
自分の生まれ育った島が、島流しの島だということがコンプレックスになっている。
そんな自分自身が、許せない。現代にそぐわない、個人的な感情であることを承知しているからだ。
自らケリを付けるため、大学入試を心理的解決の手段にしようと考えた。
島原タユー
別世界の京都出身。その世界の京都は、百鬼夜行の魔都。
「男はんの肌着なんて、いやでありんす」
ドラゴンロード・システム社
パムホ・アプリ「ドラゴンロード」主催。超越次元人。
目的は、“ドラゴン”を誕生させること。そのためには海から海への命の移動が必要であり、ゆえにこのゲームが開発された。
超越次元人により国益を強力に意識させられた国家が全力協力。
ドラゴンとは、新たな超越的生命体。ものすごいパワーをもつ。誕生には大きな数の、生死のサイクルの繰り返しが必要。起動させる補助エンジンみたいなもの。
目覚めかけており、少しは意思が及ぶ。
その結果のワープとドールである。二人はドラゴンの暇つぶしの玩具であり、リハビリの道具であり、意思完遂のための切り札である。
以上
作者です。こんにちは。
難しかったです。リューシィの悩みとか。時間ものに矛盾はないか、とか。
あと、自分は文章、ほんと下手だなぁ、と思いました。
ここまで読んでくれた方、辛かったでしょう。ご苦労様です。ほんとありがとうございました。




