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 名刺交換した。パムホに表示されたカードには、

『神奈川県茅ヶ崎市(ちがさきし)・第1管区小学校5年』とあった。ならば遠慮することはない。こっちだって、

『東京都港区・第13管区小学校5年』なのだから。

 同学年。――何だか安堵の心持ちだ。

 ただ、相手の早生まれの関係で、自分の方がほぼ一年、年上であることがわかった。

 判明したとき、相手が謎のガッツポーズをとるのが不思議だった。そんなに弟分がいんだろか?


 弟――!


 ……そう。

 この銀髪の綺麗な、ナマイキな子は、正真正銘、男の子だった! 正直、今までどっちだろうと迷ってたので、すっきりする。

 タメ学年で、男同士。実力は未知数。うん、全てはこれからだ!

「――あらためて」

 黒髪の少年が晴れ晴れと名乗った。

九尾(つづらお)ワープだよ……」

 対して銀髪の少年も、涼やかに応じた。

羽生(はねも)ドールだ」

「よろしく、羽生くん……」

「よろしく、ワープクン」

「……ドールくん?」

「ワープクン」

「……ドールくん」

「ワープクン」

「ドールくん」

「……フン。ばーか」

「なんでだよ、あはは……!」

 そういうことになったのだった。


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