月曜日の朝はちょっと甘えん坊な年下彼氏
今日の朝食は洋食です。フレンチトーストの甘い香りがキッチンに漂う。コーヒーメーカーをセットしたところで彼氏様が起きてきたようだ。
「おはよ〜」
まだ眠いのか瞼が半分しか開いてない。欠伸しながら私の腰に手をまわす彼氏様。
「起きたら居なかったら寂しかった」
フォオオ!甘えん坊ですか!?カワユス!!だがしかし!!声は色っぽい!!
寝起きの色気ご馳走様です!
頭の中で彼氏様の色気に土下座で喜ぶ変態な私。今日も絶好調である。
「朝ごはん一緒に食べよ?」
「うん。」
あぁ、可愛い。私の後ろを付いてくる姿は仔犬のようだ。・・・撫でくりまわしたい。年下扱いすると機嫌が悪くなるからしないけど。
「オレ、フレンチトースト好き〜。」
朝食を見てヘニャっと笑う彼氏様。
ああ、私はあなたのその可愛い笑顔が大好きです!!
一緒に手を合わせて「頂きます。」をする。「うま〜。」と言いながら幸せそうにご飯を食べる彼氏様が天使に見える!私の癒しである。
「今日は定時に帰ってこれそう?」
ちょっと心配そうに尋ねてくる彼氏様がやっぱり可愛い。
先週は残業続きで、土曜日は死んだように寝てしまったからいらぬ心配をかけてしまったようだ。
「今日は大丈夫だよ。先週は同僚が風邪で休みだったから仕事量が増えただけで、今日から出社するって聞いてるから、終わったらすぐに帰って来るよ。」
「ホント?オレも今日はバイトないから、駅前で待ち合わせて一緒に帰ろ?」
「うん。」
年下彼氏様はまだ学生だから、社会人の私とは時間が合わない。だから、このちょっとしたデートは素直に嬉しい。
機嫌よく返事すれば彼氏様も笑った。この笑顔でご飯三杯は食べれそうである。
「帰り行きたいところとかある?」
「本屋さんに行きたい。」
月曜日は週間少年誌の発売日である。私の癒しを買わずして帰っては来れない。
「オッケ!デートコースに本屋入れとくね。」
年下彼氏様は体力が有り余っていて、ちょっぴり大変だったりするけど、一緒にいるととても楽しい。若さゆえの行動力と感性で私に潤いを与えてくれる。…だから今日はヒールの低い靴にしよう。若い子の無限の体力を侮るなかれ!
そんな事を妄想しながら私は朝の支度を済ませるのであった。