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旅の始まり。
「そろそろガルドスにつくぜ、降りる用意しろよ!」エレンは楽しそうに言う。マルクはなぜここに来たのかわからないので、とりあえず聞いてみることにした。
エレンは「わからねぇな、そんなら、魔法使いに会ってみるといいんじゃねえか?」とまた愉快そうに笑う。
マルクは一人で行くのは寂しいので、一緒に来てもらうことにした。しかし、エレンは「魔法使いっていっても、いつもいるわけじゃねえからな。これから、旅をする気はあんのかい?」と言う、マルクは少しぐらいの旅ならおもしろそうだとおもった。
だが、彼はいきなり怖くなってきた。なぜなら、一人だけで今まで遠くに出たことがあまりないからだ。
「まぁ、でもどうやって家に帰れるかわからねえんなら、行った方がいいじゃねえか」エレンは慰めてくれた。マルクはグーも吠えないし悪い人じゃないんだなと安心してきたのもあり、旅にでることを決心した。