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新たな仲間とハータムへ
トントが起きてくると、僕らは喫茶店でブランチをとった。
「今日から、また旅にでるぜ!」とエレンはいつもの口調で言った。
「どこに行くんですか?」
「そういえば、救援を要請しに他の国に行くんだよね?」
「そうだな、まずは一番近いハータム王国だな。あそこならガルドスとの仲もいいし、手伝ってくれるだろうよ。」とエレンは言った。また、旅が始まるな…と思っていると、なんだか心が軽くなったように感じられた。
支度をして外に出ると、見たことのない少年がドンと僕らを待っていた。
「あいつはグーだ。俺の呪文がとけてもとの姿に戻ったんだ。」
「はじめまして、マルクさん、トントさん。」
「ぼくはエレンさんの術中にあったんですね、これは一本とられました。」とトントは顔を赤らめて言った、エレンはカラカラ笑っている。
そして僕ら四人はハータム王国への道をたどる。




