表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
界渡りの物語  作者: 九重
99/111

界渡りの真実 1

何もない筈の空間の一ヶ所に光が集まる。


「えっ?」


誰もが呆気にとられて見つめている中で、その光は巨大な一枚の鏡となった。

鏡は一面青い景色を映す。


空の青の中に、鏡の中の青い景色が広がった。


どこまでも果て無い、空の青よりもキラキラと光り動く鏡の青。


翠子には、何故かそれが海だとわかった。




「なんで海?」


しかも、多分それは――――


映像の海の中で、2頭の大きな海洋生物が雄大に跳ねる。

クジラのようにもシャチのようにも見えるその体。


流線形の優美な体が海へと消えて――――その海の中から、2人の男女が現れた。



《翠子!》



2人が翠子の名を呼ぶ。



「パパ、ママ!」



それは翠子の両親だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ