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4/4

(4/4)雪山を降りる

外に出ると明るい青空が広がっていた。目の前の畑は一面の雪だ。雪も太陽も眩しい。


貴理子は車の脇で中森氏に言う。

「本日は本当にありがとうございました」

「もうすぐ3時ですが、まだ雪が残っているから特に日陰は気を付けてくださいね」

「ありがとうございます。今度、東京の方に来られる時は弊社に是非お立ち寄りください」

「そうですね、久々に都会に出てみたくなりました」

「ここは綺麗ですがあまり引きこもっちゃダメですよ」

「わかりました」と中森トオルは笑った。

「では、気を付けて帰ってください」


貴理子は車を出発させた。中森氏の家がバックミラーの中で徐々に見えなくなる。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


中森トオルは家に入ると本棚に伏せていた写真立てを開いた。そこには小塩選手と中森トオルが二人で写っていた写真があった。


「今でも君の事を覚えている人が多くいるみたいだ。嬉しいね」


オオマシコだろうか、静かな山のなかで澄んだ鳴き声が聞こえてくる。


「僕も久々に山を降りてみるよ」

そう写真に語りかけると、裏小屋に入れている車のキーを取った。



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