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中島清延
清吉改、清延が、岡崎の城下に入った。
しかし、何の手立ても無く、城にも入れる訳がない
武士からともかく今まで商人として、生きてきた者が突然、殿に合って士官など夢のまた夢であった。
清延がまず見たかったのは、この国の人と風土。
狭い京の都だが、京には古い式たりと人の規律があった。
この国は難しいものがあると住みにくいと思っている、だからまず国を、じっくりと見たかった
百姓は何を生産してるか、国の掟は厳しそうなのか、それかを聞くのには何処が良いかと考える。
清延は城下を、巡っていた。