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⑶『格言狂い』・・・終わりに
⑶『格言狂い』
・・・終わりに
㈠
格言とは、まさに、人生を救うべきものだ。何かに躓いたり、悩んだりした時の、生きる指標として、存在してほしい物である。狂うとは、つまり、格言に狂うとは、狂わないために、格言に狂うということなのである。もう一度、端的に言ってしまえば、格言狂いで狂わない狂い、と言うことだ。
㈡
ニーチェも、発狂しているから、格言は読まない方が良いかもしれない。勿論、指標として、である。文学的好奇心から読むことは、自然な崇高美だろうとも思われる。とにかく、格言に救われた狂い、というものが、一番適切な、狂いだろうと、実感している。
㈢
格言狂いも、終わりを迎えるが、格言って何、という、所作始めから、格言を読むには、余りに格言には危険が多すぎる。格言とは、アフォリズムという言葉にも置き換えられるが、様は、本当の格言とは、その格言を読んで、幸せになった場合に、格言認定して正解だと、思われる、格言に狂った筆者の、単なる意見である。