英才教育
「ルシファー様、どうか哀れな人間をお救いください。アーメン。」
ハリウッド修道院で育てられた子マイケルは、天界にいる自分の母親に祈りを捧げていた。
「それでは日々の日課をこなしてきます。」
マイケルは教会を後にして、修道院の日々の生活を送る。
「まず守りの基本は急所を守ること。目や首、心臓にダメージを食らっちゃダメよ!」
「はい。アテーナー司教。」
マイケルは防御のことは、守護女神アテーナーから教えを受けた。
「お客様の求める美しい物を売れば、大ヒット間違いなし!」
「はい、アプロディーテ司教。」
商売のことを美の女神アプロディーテから教わり。
「狙い撃つぜ! うらら! うらら! うらうららー!」
「はい、アルテミス司教。」
遠距離攻撃を狩りの女神アルテミスに教わり。
「いいか? レアな素材からはレアな装備を作ることができるんだ。」
「はい、ヘーパイストス司教。」
鍛冶のことを鍛冶の神ヘーパイストスに教わり。
「贈り物? 女性には花を贈っておけば、イチコロよ! オッホホホホー!」
「はい、ヘーラー司教。」
女のことを女の女神ヘーラーから教わり。
「芸術は爆発だ! ドカーン! バコーン! ズコーン!」
「はい、アポローン司教。」
爆発魔法を芸術の神アポローンから教わり。
「打つべし! 打つべし! 欲しがりません! 勝つまでは! 攻撃は最大の防御だ!」
「はい、アレース司教。」
攻撃のことを軍神アレースに教わり。
「食べ物は、この世で一番強いんですよ。だって、どんな強い人でもご飯を食べないと死んじゃうでしょ。」
「はい。デーメーテール司教。」
農業を豊穣女神デーメーテールに教わり。
「内緒ですよ! 私の表の顔はパシリの雑用係ですが、実は私の本当の専門は暗殺です! ワッハッハー!」
「はい、ヘルメース司教。」
雑務のことを謎の神ヘルメースに教わり。
「ゴロゴロ~、ゴロゴロ~。」
「はい、ヘスティア司教。ゴロゴロ~、ゴロゴロ~。」
ゴロゴロ家庭円満を家庭の女神ヘスティアに教わった。
「マイケルは完璧な英才教育で育っています。」
「元神が10人先生をやっていますからね。」
「マイケルの将来が楽しみです。」
マイケルは立派な若者に育っていく。
「僕は強くなって、アンジーを守るんだ!」
これかマイケルには過酷な人生が待っている。まだ子供のマイケルはアンジーを守って死んでしまう運命であった。しかし、ハリウッドは時代と共に、また願う人の思いに応えて変化する。死者を蘇らせるハリウッドを求めて、アンジーとマイケルの冒険が始まる。
つづく。




