元神の鍛冶屋
「できた! 新しい剣だ。」
鍛冶の神ヘーパイストスとサイクロプスは、鍛冶屋をオープンさせ、新しい剣を作っていた。
「キャアアアアアアー! サイクロプス様!」
「キャアアアアアアー!」
「キャアアアアアアー!」
一つ目の鍛冶屋サイクロプス。魔物も人間になれば隻眼のカッコイイ男だった。おかげで鍛冶屋なのに女性のファンがアイドル並みにいた。
「相変わらずうるさいわね。」
そこに守護女神アテーナーが現れた。
「おお、アテーナーか。久しぶり。」
「何ができたの?」
「サラマンダーの剣、サラマンダー・ソードだ。」
「サラマンダー・ソード!?」
ヘーパイストスとサイクロプスが作っていたのは、普通の剣に火の精霊サラマンダーを合成したサラマンダーの剣だった。
「これもサラマンダーと人間を合成したらサラマンダー人間ができるのと同じで、剣とサラマンダーを合成するとサラマンダー・ソードができるという訳だ。」
「サラマンダーのハリウッドを剣に合成したとも言えますね。人間界には天界に無い物がたくさんあります。いろいろな新しい神器を作ることができるので、ワクワクします。」
ヘーパイストスとサイクロプスの鍛冶としての血が沸騰している。
「この鍛冶オタクどもめ。」
アテーナーは呆れていた。
「合成や錬金術を使わなくても、サラマンダーと人間が愛し合えばいいのよ。そうすれば、サラマンダーと人間の赤ちゃんが生まれるのよ。その方がクローンや遺伝子操作をするより、自然なことよ。」
アテーナーは女性として、愛を語る。
「それは、それだ。鍛冶屋には愛は生み出せない。できることは新しい武器や防具を作ることだけだ。」
「人間界には珍しい生き物や鉱物があり、まだまだ見たこともない物を作ることができるでしょう。」
ヘーパイストスとサイクロプスは鍛冶屋の本分を成し遂げるだけである。
「きっと私たちならアダマンタイトやマツタケのように伝説の素材を手に入れることができるでしょう。」
「そうだな。未開の地に探検隊を結成して行きましょう。きっと伝説級のハリウッドやアイテムを手に入れることができるでしょう。」
「それならアテーナー警備会社にお任せを元大天使から天使まで息のいいのが揃ってますぜ。」
アテーナーは商機を逃がさない。
「それは頼もしいな。お願いしよう。」
「警備員1人につき1億円いただきます!」
「金を取るのか!?」
「毎度あり! 商売ですから!」
元女神アテーナーは強く人間界を生き抜いている。
つづく。




