取引
「私たちは絶対神ルシファー様の使途だ。」
第5の神、海王ポセイドーンと戦っているアンデットのペリーヌは、天使に覚醒した。
「ば、ばかな!? アンデットが神に転生するなどと聞いたことがない!?」
ポセイドーンは目の前でアンデットのペリーヌが頭に天使の輪っか、背中には白い羽を生やした天使に生まれ変わったので驚く。
「なんの不思議もありません。天にいます神は、私たち孤児院の子供たちには救いの手を差し伸べてくれませんでした。唯一、私たちに声をかけてくれたのが、ルシファー様だったのです。」
過去の回想。
「神の使途にならないか?」
「神の使途?」
「天使のことだよ。私は私を助けてくれる、私だけの天使が欲しいんだ。」
ルシファーはハリウッド孤児院の子供たちに問いかける。
「どうしよう?」
「どうする?」
子供のペリーヌたちは唐突な申し出に戸惑いました。
「どうして私たちが神の使途にしたいの?」
「君たちは心が純粋だから人を疑わないし、私を裏切らないから。」
ルシファーがハリウッド孤児院の子供たちを選んだ理由である。
「なってもいいけど、条件があります。」
「なんだい? 言ってごらん。」
「私たちを守って。私たちはいつも一緒。私たちは死にたくない。」
この提案をしたのがアナスタシアだった。
「お安い御用だ。約束しよう。あなたたちを必ず守ると。その約束の証拠に私の大切なモノを、あなたに授けよう。」
ここでルシファーが預けた物が子供たちの信頼を得ることになる。そして、その証拠の品はアナスタシアが持っている。
回想終わり。
「あなたたち神々が人間に殺し合いをさせて楽しんでいる間に、あなたたちに天界を追い出された大天使ルシファー様は、堕天使になっても、弱者の味方でいてくれました。そして今では天界の唯一絶対神になられた。」
「何を言う!? 私は神であり、天界にはゼウスを始め他にも神々がいるのだ。」
「死にましたよ。ゼウスさん。」
「なに!?」
「他の神々も降伏しましたし、あなた方の位は、ルシファー様の使途である、私たちより下ですからね。私に対する無礼な口の利き方は許しませんよ。死刑です。」
ペリーヌの魔界のハリウッドは、ペリーヌの気持ちに応える様に魔界の剣に変化する。
「死人に口なし! 必殺! デーモン・スラッシュ!」
「ギャアアアアー!?」
ペリーヌはポセイドーンを一刀両断する。
「全ては子供たちが笑って暮らせる世界のために。」
つづく。




