ワンニャア
「ワンニャア。」
犬猫のワンニャアが何かを見つけた。
「ロザリー!? 大丈夫かい!? ロザリー!?」
「アプロディーテ、おまえも戦いに出ていたのか。戦闘タイプでもないの。」
倒れているロザリーとアプロディーテをワンニャアが見つける。ちなみに二人を昏睡状態にしたのは、人間界にいるブラピの剣圧である。
「よく見つけたぞ。偉いぞ。ワンニャア。」
「ワンニャア。」
褒められて嬉しそうなワンニャア。
「回復魔法! リカバリー!」
天使エリザベスは回復魔法でロザリーとアプロディーテの傷を癒す。
「う・・・うう・・・。」
「気がついたかロザリー?」
意識を失っていたロザリーが目を覚ます。
「天使様? ああ~そうか、私死んだのね。バタッ。」
「こら!? 寝るな!? 起きろ!?」
また眠りについたロザリー。
「アテーナーか。情けない姿を見せてしまったな。人間に負けるなどと。」
「そういうな。私の方が先に人間に負けたのだから。」
アテーナーとアプロディーテは意思が通じ合う。
「それにしてもなんだ? この天界の騒がしさは?」
「気づいたか。天界に人間が入り込んだだけのものではない。この気は・・・・・・ルシファー!? まさか!?」
「そのまさかかもしれない。」
アテーナーとアプロディーテは天界で起きている異変に気付く。
「だが、天界にはゼウスとポセイドーンがいるのだ。我々、神が負けるはずはない。」
「そうだな。」
「ワンニャア。」
その時、ワンニャアが吠えた。
「神様方、ワンニャアがあっちでも月の女神アルテミス様とアロアが倒れていますって言ってます。」
エリザベスはワンニャアが何が言いたいのかが長い付き合いなので分かるようになっている。
「アロア!? なんだって!?」
気を失っていたロザリーが目を覚ます。
「アロア! 直ぐに私が助けに行くぞ! アロア!」
相変わらずロザリーはアロアにラブであった。
「クスッ。人間は面白いな。感情が真っ直ぐだ。」
「そうか? 美しさとは無縁の存在だ。」
「女神さま方、その人間に負けたんですからね。ちゃんと人間の存在を認めないと駄女神と呼ばれちゃいますよ。」
「駄女神?」
「ダメな女神の造語です。人間界ではダメな女神の日常生活を描く作品が流行ってるんですから。」
「そうか! 女神を集めてアイドルユニット作ればウケるんじゃないか?」
「ダメですよ。既に学園アイドルが流行っています。」
「いいじゃん。二匹目のドジョウ狙いで。」
「それも既に流行ってます。」
「じゃあ3匹目のドジョウ狙いだ!」
素の女神たちは駄女神であった。
つづく。




