表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハリウッド・クエスト  作者: 渋谷奏
73/100

経験値

「探そうとしていたところだ。自ら現れてくれるとは有り難いな。」

 天界の天空神ゼウスの前に、邪神ルシファーが現れた。

「なかなかお招きいただけないのでやって来ましたよ。まさか天界の最深部まで何のセキュリティーにも引っかからずにやってこれるとは思いませんでしたよ。オッホホホホー!」

 ルシファーの笑い声が天界に響き渡る。

「いいだろう。私自らおまえに引導を与えてやろう。」

「それは光栄なことだ。」

「ルシファー様、我々も加勢します。」

 エディがルシファーに参戦すると言う。

「よい。ゼウス如き私一人で十分だ。アナスタシアでも守っていろ。」

「おまえたちも手を出すな。一騎討ちに神が横やりを入れては恥ずかしいからな。」

 ゼウスもルシファー同様、仲間の神の手出しは無用と断る。

「いいのかい? ゼウス。今、この天界で最強の私に一人で戦いを挑むなんて自殺行為だよ。」

「フッ、何を言っている。死にぞこないの邪神に天界最強の天空神である、この私が負ける訳がない。一瞬で黒焦げにしてやる。雷霆ケラウノス!」

 ゼウスは黒い雷雲を呼び出す。

「偉そうな口を聞いたことを後悔するがいい! サンダーストーム!」

 激しい雷がルシファーに降り注ぐ。

「終わったな。」

 ゼウスは自身の勝利を確信した。

「何が終わったんだい? 教えてもらおうじゃないか。ゼウス。」

 しかしルシファーは12枚の羽に守られて傷一つ追っていなかった。

「なに!? 一撃で世界を滅ぼし、宇宙さえも焼き尽くすと言われた私のサンダーストームに耐えただと!? そんなバカな!?」

 ゼウスは自分の攻撃が効かなかったことに動揺する。

「私の羽はありとあらゆる間接攻撃を防ぐんだ。私を倒したかったら直接攻撃をしてくるんだね。」

「なにを!? こうなったらアダマスの鎌で、おまえの首を切り裂いてくれる!」

 逆上したゼウスは鎌を手にルシファーに特攻する。

「油断したな。ゼウス。」

「なに!?」

「私の間合いに入ったんだよ!」

 ルシファーは光を剣のようにして、飛び込んでくるゼウスを突き刺す。

「ギョウワアー!?」

 完全にゼウスはルシファーに手も足も出なかった。

「なぜだ!? 私は天界最強の神なのに!? まったくルシファーに手も足も出ないのだ!?」

「教えてあげましょうか? あなたが天界で豚になっている間に、私は生死をかけて戦ってきた。戦闘力が上がるのは当然のことよ。それを教えてくれたのは人間たちだったのよ。努力すれば報われるってね。」

 ルシファーは皮肉を忘れない。

 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ