第5の神
「アテーナー様、大丈夫ですか?」
「ワンニャア。」
天使エリザベスと犬猫のワンニャアは倒れているアテーナーを見つけて解放する。
「ありがとう。カワイイ天使と犬? 猫? なに? そのキメラは?」
「犬猫のワンニャアです。カワイイでしょ。」
「ワンニャア。」
「そうだな。」
アテーナーはワンニャアの頭を優しくなでて、嬉しくて喜ぶワンニャア。
「私はアイギスの盾を持って侵入した人間に戦いを挑んだ。自分たちの攻撃が効かなければ諦めて天界から帰ってくれると考えたからだ。意味のない戦いをしたくわないからな。」
アテーナーは優しい心の持ち主だった。
「行きましょう。アテーナー様。今からでも遅くはありません。神と人間の争いを止めましょう。」
「ワンニャア。」
エリザベスとワンニャアは、ジョニーとエマが心配であった。
「そうですね。止めなければ。私は守備が専門ですが、人間ではゼウスとポセイドーンの2人には勝てないでしょう。彼らは圧倒的なのです。」
「ゼウス? ポセイドーン?」
天空神ゼウスと海王ポセイドーンのことである。
「その二人は、そんなに強いんですか?」
「はい。天空のハリウッドと海王のハリウッドを持っているのですか。ほぼ最強です。それと戦うことができるのは、ヘーパイストスが人間に授けたクエスト100の達成報酬の最強のハリウッドぐらいでしょう。」
「ワンニャア。」
早く行こうとワンニャアが吠える。
「そうですね。まだ誰も犠牲者が出ていなければいいのですが。」
「はい。アテーナー様。」
「ワンニャア。」
アテーナーたちはアプロディーテとアロアの元に向かった。
「人間如きが神に歯向かうなど罪深いな。」
海王ポセイドーンの元にペリーヌが現れた。一人だけ鍛冶の神ヘーパイストスに魔界のハリウッドを進化させてもらわずに。
「それはどうかな。退屈しのぎで人間と人間を戦わせて、暇つぶしをしている、どこかの神様より人間の方がマシだと思うがな。」
ペリーヌは海王ポセイドーンを相手にしても臆することはない。
「死ね。人間。おまえと語り合う口は持っていない。終わりだ。」
ポセイドーンがペリーヌを指さす。何も言えずにペリーヌの顔が胴体から斬り飛ばされた。
「これが神に歯向かった人間の末路だ。」
「確かに人間なら終わりだな。」
その時、吹き飛んだペリーヌの首から声がする。
「な、なんだ!? おまえは!?」
「私は一度死んでるんでね。」
動揺するポセイドーンにアンデット・ペリーヌの反撃が始まる。
つづく。




