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ハリウッド・クエスト  作者: 渋谷奏
71/100

洗濯物に穴が!?

「ブラピ!? 出てこいー!!!!!!!!!!!!!!」

 今日もクリスティーナの怒鳴り声が木霊する。

「なんだ? 俺はクエストをやるのに忙しいんだ。やっとクエスト100をクリアしたんだ。どうだ? すごいだろ。惚れ直しただろ。」

 ブラピはどんなときも信念をブラさない。

「なんで洗濯物に焼けた様な穴がたくさん開いているのよ!? 私は洗濯物を取り込めと言っただけよ!?」

「えー!? 知らない!? 俺は何も悪くない!? 俺は何もやってない!?」

 説明しよう。洗濯物に穴が開いていた。それは月の女神アルテミスと、月のハリウッドのアロアが月光とムーンライトを放ちまくり、それが人間界まで届いてクリスティーナの洗濯物を焼いて穴が開いたのである。 

 ブラピは無実だ。

「いい! ブラピ! 私はハリウッド国王の主催の晩餐会に行ってくるから、あなたは穴の開いた服を針と糸で縫い合わせておくのよ! 分かったわね!? じゃあね。」

 クリスティーナはおしゃれしてハリウッド国王からの招待でハリウッド城に出かける。

「OK。クリス。」

 ブラピはクエストマスターとして屈辱であった。

「いったいどこの誰だ? 洗濯物に穴を開けた奴は? 俺のクエスト70クリアの剣圧を受けてみよ! フンフンフンフン!」

 ブラピは天に向かって剣を振りまくった。


「くらえ! 月光!」

「負けない! ムーンライト!」

 月の女神アルテミスと月のハリウッドのアロアが互いに月の光を出し合ってぶつかる。

「ウワアアアアアー!?」

「キャアアアアアー!?」

 アルテミスもアロアも技と技がぶつかった衝撃で吹き飛ばされる。

「や、やるな。まさか女神である私が引き分けるとは!? ゲホッ!」

「わ、私にもできた。女神を1人倒したよ。グオッ!」

 アルテミスとアロアの勝負は引き分けだった。互いに吹き飛ばされ倒れこむ。

 説明しよう。アルテミスとアロアの必殺技がぶつかる瞬間、人間界からブラピが振り回した剣圧が飛んできた。そして剣圧はアルテミスとアロアに命中。二人はお互いの月の光が当たったと思っているが、本当はブラピの剣圧が原因だった。まったく迷惑なブラピである。

「こんな子供が神に挑むなどと・・・・・・絶対に勝てない。絶対に無理と諦めるはずなのに。殺すには惜しい。癒しの月光。」

 アルテミスは自らの敗北を認め、自分に立ち向かった子供のアロアの傷を治すのである。あえて、もう一度いうがアロアを傷つけたのはブラピの剣圧である。

 つづく。

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