変わるハリウッド
「気に入った。」
第4の神ヘーパイストスは口を開いて一言目だった。
「おまえたちの根性が。退屈しのぎに人間を争わして遊んでいる、我ら神を懲らしめるために、たかが人間が天界までやって来るとは。」
「なんなんだ!? このオッサンは!?」
「こら! ヘーパイストス様に失礼だぞ!」
「うわあ!? 一つ目が喋った!?」
「私の名前はキュクロープスだ!」
「いいだろう。私も呼びにくい名前だと思っていた。キュクロープス、今日からお前の名前は、サイクロプスだ。」
「ええー!?」
いきなりキュクロープスは、サイクロプスに改名させられた。
「さあ、これで少しは私の話を聞く気になってくれるかな? 別に戦ってもいいんだけど、私は火山のマグマを扱うので、おまえたちは一瞬で溶けて終わりで良ければだがな。」
「分かりました。お話をお聞きしましょう。」
ペリーヌたちは、ほぼ選択肢もなくヘーパイストスの話を聞くことになった。
「私におまえたちのハリウッドを作らせてほしい。」
「ハリウッドを作る!?」
「そう、正確にはハリウッドを進化させるといった方が正しいかもしれないがな。」
「ハリウッドって、進化するんですか?」
「そうだ。ハリウッドの持ち手がレベルアップすれば、同じようにハリウッドも進化可能だ。神器とは神が持っているから神器なのではない。ハリウッドの持ち手と共にレベルアップしていくことにより段階を踏んで、普通のハリウッドが神器になるのだ。」
今明かされるハリウッドの秘密。ハリウッドは進化することができるのだ。
「どうだ? おまえたちのハリウッドを進化させてやろう。」
「私たちは敵なのよ!? そんな美味しい話があるはずがない!?」
「やらせてよ!? 私は鍛冶屋として、ハリウッドにしか興味がないんだ!? 戦いとかどうでもいいから、私にハリウッドの進化をやらせてよ!? でないと、おまえたちをマグマで溶かして殺すぞ!」
「お願いします。」
半ば強制的に、ペリーヌたちは全員で頭を下げて、ヘーパイストスにハリウッドの進化をお願いした。
「よし! やるぞ! サイクロプス! 手伝え!」
「はい! ヘーパイストス様!」
ペリーヌたちのハリウッドが進化するまで待機する。
「すまないが、私の魔界のハリウッドの進化は、また今度にしてもらう。」
「なぜだ?」
「私は一人で先に行きます。あとの4人のハリウッドの進化をお願いします。」
「そうか。次に待つのは海王だ。気をつけろよ。」
ペリーヌだけ先に進むのだった。
つづく。




