出陣
「それでは行ってきます。」
ペリーヌたち孤児院の子供たちは天使と悪魔の戦いに参戦すべく、天界の悪しき神々を滅ぼすために天界へ出発する。
「みんな、がんばってね!」
「気を付けるんだよ。」
ハリウッドを失ったクリスティーナと孤児院のシスターのデミは人間界に残ることにした。
「あれ? ブラピは。」
「クエストをやっているから、お見送りは拒否するだって。」
「なんじゃそりゃ!?」
「ブラピらしいや。」
「キャッハッハ!」
これから戦いに行く全員に笑みがこぼれる。
「必ず生きて戻ってきてね。」
「はい。」
「クリスー! ブラピとお幸せにねー!」
「ありがとう!」
孤児院の子供たちは戦場に去って行った。
「それにしてもブラピは、いつまでクエストを続けるんだろうね?」
「クエスト100を達成するまでじゃないですか?」
「このペースじゃ、私、おばあちゃんになっちゃいますよ。とほほ。」
そこに一人の郵便屋さんがやって来た。
「すいません。こちらにクエストマスターさんはいらっしゃいますか?」
「はい。」
「速達です。サインをお願いします。」
クリスティーナはサインをする。
「失礼しました。」
「ご苦労様です。」
郵便屋さんは帰って行った。
「何かしら? ああ!? ハリウッド国の印が付いてる!? これはハリウッド国王様からの手紙だわ!?」
ブラピ宛の手紙はハリウッド国王からの手紙だった。
「邪神ルシファーを倒し、世界を平和に導いてくれた、クエストマスターさんへ。ハリウッド全国民を代表して感謝を申し上げます。つきましては、表彰式や凱旋パレードを行いたいので、ハリウッド城までお越しいただけますでしょうか? 宜しくお願い致します。ハリウッド国王ハサウェイより。」
ハリウッド国王ウイリアムスがロウ家のジュードに殺され、ジュードを倒しハリウッド国に平和と安定をもたらしたとして、アン家のハサウェイは、ハリウッド国の国王として国民に受け入れられた。
「国王様からの招待状だわ!?」
「ええー!? どうするんだい!? ブラピはクエストばっかりやっているよ!?」
「ですよね。ブラピは国王様からの招待とか気にしないから、きっと拒否するわ。どうしよう!?」
「国王様からの招待を断ったら、私たちは反逆者に仕立てられて、殺されるかもしれないよ!?」
「反逆者!? こうなったら私が行くしかない!」
クリスティーナの奥の手だった。
つづく。




