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ハリウッド・クエスト  作者: 渋谷奏
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約束

「ジョニー!? エマ!? どうして、あなたたちが!?」

 魔界にやって来たジョニーとエマは、銅像のように固まってしまったクリスティーナを人間の姿に戻す。

「久しぶり。クリス。ブラピがあなたに会いたがっているよ。」

「クリスお姉ちゃん、無事でよかった。早く人間界に行って、ブラピが待ってる。今度こそ幸せになってね。」

「な、何を言っているのよ!? 私がよみがえるってことは!?」

「そう、私もよみがえるということよ。オッホホホホー!」

「邪神ルシファー!?」

 魔王クリスティーナが世界の破滅を命がけで止め、自分と一緒に封印した邪神ルシファーも復活してしまった。

「大丈夫。安心して。僕は神のハリウッドを持っている。」

「私も銀河のハリウッドを持っているわ。私とジョニーが戦えば何とかなるわよ。」

「やめなさい!? ジョニー!? エマ!? 相手は邪神よ!? いくらあなたたちでも勝ち目はないわ!?」

 必死で止めるクリスティーナ。

「今の僕らが生きているのは、ブラピとクリスのおかげなんだ。」

「だから今度は私たちがブラピとクリスに恩返しがしたいの。」

「あなたたち。分かったわ。なら私も魔王のハリウッドで一緒に戦うわ!」

 しかし、クリスティーナの魔王のハリウッドは発動しない。

「どうして!? 魔王のハリウッドが使えない!?」

 それもそのはず、3人で挑めば勝てたかもしれないが、現在、魔王は憤怒のサタンに変わっていた。今のクリスティーナは、ただの弱い人間でしかない。

「礼を言いますよ。私の封印を解いてくれて。お礼に苦しまずに殺してあげましょう!」

 邪神ルシファーは邪悪な魔法を唱える。

「神のハリウッド・パワー!」

「銀河のハリウッド・パワー!」

 ジョニーとエマはハリウッドの力を使い、神の騎士、銀河の騎士になる。

「クリスは下がっていて! 僕たち2人で邪神を倒してみせる!」

「後で孤児院の皆でピクニックに行こうね! クリス! 約束だよ!」

「分かったわ! 約束よ! 私、美味しいお弁当を作るからね!」

 クリスティーナはジョニーとエマと約束を交わす。

「フッフッフ、私からも約束をしましょう。私の天界の神になる邪魔をした、あなたたちを許さない。邪神として、あなたたちに惨たらしい別れを与えましょう。」

 邪神ルシファーは不敵に笑う。

 つづく。

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