新しい神
「あなたの行いを他の神々が知ったらどうでしょう? あなたを神のままにするでしょうか? そして空いた神のポストに大天使だった私以上に相応しいものがいるでしょうか? クスッ。」
ルシファーは、ジュードでもなく、神様でもなく、神々と内通していた。
「ギャアアアアー!? 何をする!? 私は神だぞ!? おまえたち私を裏切るのか!? おまえたちと同じ神ではないか!?」
「おまえは神の名を汚した。消えろ。」
「ギャアアアアー!?」
天界で今回の悪行を仕組んだ堕ち神は、同僚の神々に消される声が魔界にまで聞こえてきた。
「どうやら悪しき神は片付いたようですね。後は人間界と魔界だけです。神々の判断は、全てを無に帰す。人間も魔物も要らないとのことです。私の神就任を祝って、全てを消してから天界へ行くとしましょう。」
ルシファーは大天使の羽を羽ばたかせ、神々しい神の光を手の平に集約する。
「何とかしなくっちゃ!? 人間も魔物も!? だって、彼らには何の罪もないのだから!? 魔王である私しか何とかできる者がいない!?」
クリスティーナは魔王として覚悟を決める。
「消えろ! 悪魔と堕天使の私と共に! 神魔法! 人魔消滅!」
ルシファーは強力な神の魔法で人間界も魔界も吹き飛ばそうとする。
「皆のいる、この世界は、ブラピのいる世界は、愛する人のいる世界だけは私が守ってみせる! 魔王魔法! 神消滅!」
クリスティーナの狙いは目の前の人々の幸せを奪おうとする新しい神だった。
「なに!? 神である私に逆らうというのか!?」
「神は神でも、あなたみたいな犯罪者は神じゃないー!!!」
「バカな!? 私は神だぞ!? 神が魔王に負けるというのか!?」
「私は人間と魔王のハーフなんでね。2つの世界を背をっているんだ。そう簡単に負ける訳にはいかないわ! あなたなんか神じゃない! 負けるもんですか! 絶対に負けるもんですかー!!!」
ルシファーとクリスティーナの魂のぶつかり合いが大きな衝突を起こし、耐えきれなくなったエネルギーが大爆発を起こす。
「こ、これは!?」
大爆発の煙が収まってきて、何かの銅像の様なものが見えてくる。
「魔王様!?」
「ルシファーも!?」
神と魔王が衝突した結果。そこに残ったものは魔王と神の銅像だった。
「我、起こすべからず。我、目覚める時、災いの神も目覚める!?」
銅像にはクリスティーナのメッセージが彫ってあった。
つづく。




