誤算
「さあ! 魔界は私のものになった! いけ! 悪魔たちよ! 人間を滅ぼすのだ! ワッハッハー!」
傲慢のルシファーは魔王セーラ姫は毒殺されて死んだと思っていた。魔王セーラを人間に殺されたと悪魔たちをけしかけるのだった。
「そうわさせないわよ! ルシファー!」
「なに!? 馬鹿な!? どうしておまえが生きている!?」
現れたのは、毒殺された魔王セーラことクリスティーナだった。
「これはどういうことだ!?」
憤怒のサタンたち悪魔が理解できない状況にルシファーを疑う。
「みんな! 聞いてちょうだい! 私を毒殺しようと計略を謀ったのは、傲慢のルシファーよ!」
「なんだって!?」
悪魔たちが真実を知りザワザワ騒ぎ出す。」
「人間のジュードと契約して、人間も悪魔も全て消し去り、自分が魔王になって、自分だけの世界を作り出すつもりだったのよ!」
「嘘だ!? でたらめを言うな!? 私は今まで魔王様にお仕えしてきたじゃありませんか!? 誰に唆されたのですか!? 魔王様!? 私は魔王様の忠実な部下ですよ!?」
傲慢のルシファーの誤算だった。
「魔王様がこうしてご健在なのだ。私は魔王セーラ姫に忠誠を誓います。」
「そうだ。ルシファーの性格なら魔王様の毒殺もしかねない。私も魔王様に従います。」
「私も!」
「私もだ!」
「ありがとう。悪魔のみんな。」
この場にいる悪魔が魔王セーラことクリスティーナに忠誠を誓う。
「おまえたち!? 私を裏切るのかい!?」
「ルシファー、おまえの日頃の行いが悪いんだろう。」
「クソッ!? どうやらここまでのようだね。」
ルシファーは劣勢の状況を認識する。
「観念しなさい! ルシファー!」
「オッホホホホー! 観念する? この私が。面白いことを言うのね。」
「なんですって?」
魔王セーラことクリスティーナの誤算である。
「常に戦いは2手3手先を読んで考えておくものよ。こうなった時の最悪のシナリオも考えて、最後の一手は隠し持っているものよ。」
ルシファーもジュードと同じく隠し手を持っていた。
「いでよ! 聖なる光の五芒星!」
ルシファーの周りに聖なる光の五芒星の魔法陣が現れる。
「なんだと!? 五芒星だと!?」
「バカな!? 悪魔は闇の六芒星のはず!? 五芒星は!? まさか!? まさか!?」
聖なる光の五芒星を見た悪魔たちに動揺が走る。
「天使!? ルシファーは天使だというのか!?」
「堕天使になったけど、神と取引して天使に戻してもらったの。」
魔界に明けの明星と呼ばれる絶世の美女の天使ルシファーが現れる。
つづく。




