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ハリウッド・クエスト  作者: 渋谷奏
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勘違い

「全てを洗い流せ! スーパー・ディザスター・ビッグ・ツナミ!」

 ロザリーは超災害的な大津波を起こす。

「ああ~スッキリした。」

「トイレの水を流すのに水のハリウッドの力を使わないでください!」

「ごめんごめん。つい。」

 ロザリーは水のハリウッドを手に入れて魔界に戻ってきた。

「そんなに怒らないでよ。ウンディーネ。」

「やっぱり水のハリウッドを託す人間を間違えた!?」

 水のハリウッドのおまけとして、水の精霊ウンディーネまでもらったロザリー。


「死ね! 人間ども! 津波! からの大津波! からのダイダルウェイブー!」

「私のアクアを返せ! 私のアクアと気安くゴロゴロするな!」

 水のハリウッドが眠る水の神殿付近で孤児院の少女ロザリーと嫉妬のレヴィアタンは、水のハリウッドを探しに来た人間たちと出会った。

「ギャアアアアー!?」

 ハリウッドの貴族軍を次から次へと洗い流していく。

「ああ~スッキリした。」

「便秘で詰まっていた腸が下痢できれいに流れたみたい。アハッ。」

 そして、その光景を見つめる小さな生き物の姿があった。

「す、すごい!? 水神様のハリウッドを略奪しに来た、富と権力を欲する邪な人間たちを一瞬で駆逐した!?」

 水の精霊ウンディーネである。

「おお!? 清らかな透明で透き通った純粋な水に戻った!? 人間が汚染して濁り切っていた水が元通りに戻った!?」

 ある意味で純粋なロザリーとレヴィアタン。

「あれだけ水の大技を使えるということは!? まさか!? あの方々は水神様がお遣わしになった水神様の使途!? そうだ! そうに違いない! 水を司る天使様に違いない! 渡さねば! あの方々に!」

 世間知らずのウンディーネは人間と悪魔を初めてみたので、天使と勘違いする。

「あの、水神様を助けて頂いてありがとうございます。」

「あなたは?」

「私は水の精霊ウンディーネです。ここにあっては危険なので、水のハリウッドをお渡しするので守ってください。」

「ええー!? くれるの!?」

「はい。これから私はあなた様にお仕えいたします。」

 こうしてロザリーは水のハリウッドを難なく手に入れた。

「ん? んん? あれー!? なんじゃこりゃ!?」

 その時、嫉妬のレヴィアタンの身に変化が起こる。

「白い竜になっちゃった!?」

「おお! 水神様です! リヴァイアサン様です!」

 レヴィアタンは悪魔から、水竜リヴァイアサンこと水神様になった。

「じゃあ、そういうことで。行こう、ウンディーネ。」

「はい。水神様。」

「置いていかないでー!? ロザリー・カム・バックー!?」

 こうしてロザリーは魔界へ帰って行った。

 つづく。

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