目指すハリウッド
「へっへっへ! 遂に手に入れたぞ! ハリウッド!」
ついにブラピはハリウッドを手に入れた。
「おめでとう! ブラピ! やったなー!」
「これでブラピもハリウッド持ちね!」
ジョニーとエマがブラピのハリウッド入手を喜ぶ。
「ありがとう! これもジョニーとエマが手助けしてくれたおかげだ!」
「何言ってるんだ! 僕たちはいつも一緒じゃないか!」
「そうよ! 生きる時も死ぬ時も! 3人一緒よ!」
ブラピたち3人パーティーは楽しいことも悲しいことも全てを共にし友情を培ってきた。
「あのどうでもいいんですけど、UFOキャッチャーでワンニャアのハリウッドぬいぐるみを手に入れて喜ぶのはやめてくれないかな?」
そう、ブラピが手に入れたハリウッドは、ぬいぐるみだった。
「エリザベス!? 俺のハリウッドに文句があるのか!?」
「これもクエストだぞ! 依頼者の娘さんの誕生日プレゼントだ!」
「そうよ! そうよ! 取るのに100回以上チャレンジしてるのよ!?」
ブラピたちの冒険は、まだ始まらない。
「これで今夜もご飯が食べられる。ああ~ありがとう、ハリウッド神様。」
「ゲームするお金があるなら、そのお金でご飯を食べろよ。」
「エリザベス、おまえはそういうことを言っているから友達ができないんだ。」
「うんうん。」
「そうだそうだ。」
「ほっとけ!」
エリザベスはブラピたちのことを友達と思っている。しかしブラピたちはエリザベスのことを友達とは思っていない。よくあることだ。
「モー! 人間と悪魔が力を手に入れようとハリウッドの争奪戦をしているんですよ!? ブラピたちもハリウッドを手に入れようと思わないんですか!?」
「やってるよ。」
「どこが?」
「俺の狙いはあれだ。」
「え?」
ブラピはクエストの報酬欄の一番上を指さす。
「最強のハリウッド!? ハリウッドのハリウッド!?」
クエスト100回達成記念の報酬が、ハリウッドのハリウッド装備だった。ハリウッドの剣、ハリウッドの鎧、ハリウッドの兜、ハリウッドの盾、おまけにハリウッドの魔法まで使えるようになる。正に最強のハリウッドである。
「分かったか。俺は別に遊んでいる訳じゃないぜ。」
「すまなかった。ブラピがクエストばかりやっている理由が分かったよ。」
「分かってくれれば嬉しいよ。」
ブラピとエリザベスは和解する。
「ちなみにクエストは何個クリアしたんだい?」
「3個。」
「・・・・・・もっと真面目にやれ!」
「ギャアアアアー!?」
ブラピの旅は、まだ始まらない。
「ワンニャア。」
つづく。




