強奪
「お支払い、ありがとうございます。1兆1億のお支払いありがとうございます。」
「まあ、いいや。私のお金じゃないし。」
天使エリザベスは黄金の装備の落札代金1兆1億を支払う。
「よし! これで俺もハリウッド・パワーが使えるんだ! これで俺もハリウッドの英雄の仲間入りだ!」
ハリウッド王国に伝わる謎の力、それがハリウッド・パワーだ。3つ首竜を倒したジュードの漆黒装備のように黄金装備にもハリウッド・パワーが宿っている。
「おめでとうございます。みなさん。」
「マモン!?」
喜んでいるブラピたちの元にマモンとヒューが現れる。
「でも、いいんですか? そこの天使さん。」
「はい? 何でしょう?」
「神様が1度に使えるお金は1兆まで。あと1億円はどうするんでしょう?」
「ええー!? そうなんですか!?」
真偽は不明だが天使エリザベスはパニックに陥る。
「ということで、黄金のハリウッドは私が貰って帰ります。」
「なに!?」
「黄金のハリウッドは、伝説の武器、伝説の鎧、兜、盾をハリウッドという神器で特別なパワーを秘めています。あなたたち人間にはもったいない。黄金のハリウッドは、ゴールドが好きな私のためにあるものなのです。」
「分かった! 途中でオークションを降りたのは、最初から落札者から奪うつもりだったんだな!?」
「はい。私、強欲なので。」
人型のマモンから、半悪魔化、擬人化のモフモフしたマモンの姿に変わる。
「キャアアアアアアー! 悪魔だ!?」
「逃げろー!? 殺されるぞ!?」
オークション会場の人々は悪魔マモンを見て、恐怖で慌てて逃げだした。
「欲しい物はどんな手を使っても手に入れる! それがマモンだ!」
「くるぞ!?」
ブラピたちはマモンの攻撃に身構える。
「金魔法! ゴールド・アタック!」
マモンは全身から純金を無尽蔵に生み出し、周囲に噴き出しまくる。
「ギャア!? 痛い!? 金の塊が飛んでくる!?」
「んん!? これは純金100パーセントの金だ!?」
「なに!? 金だと!? 拾え! 拾え! 金だぞ!」
ブラピたちは金を拾うことに夢中になり戦闘中ということを忘れてしまう。
「さあ、今のうちに黄金のハリウッドをと・・・・・・ない!? 黄金のハリウッドがない。」
隙をついて黄金のハリウッドを奪おうとするマモン。しかし黄金のハリウッドが見当たらないでキョロキョロする。
「黄金のハリウッドは僕が頂く。」
黄金のハリウッドを手中に収めたのは、ヒューだった。
つづく。




