オークション
「1億!」
「なら私は2億!」
ハリウッド王国のオークション会場で、目玉商品の黄金の装備のセリが始まった。金額は天井知らずに跳ね上がっていく。
「おいおい!? もう10億だ!? 本当に大丈夫なんだろうな!?」
「もちろん。神様の金庫は天井知らずです。必ず最後には黄金装備を競り落とせますよ。」
天使エリザベスはお金をいくらでも生み出せるお金無制限のスキルを持っているから余裕だと高を括っていた。
「10億あったら、孤児院の仲間たちでお腹いっぱいご飯が食べれるね。」
「きっとチョコレートも人数分帰るんじゃないかな?」
「ポテチもおまけに付けれるかな?」
ジョニーとエマは、子供なので10億の価値が分からない。
「100億!」
「おおー!?」
強欲のマモンだ。マモンのコールに会場のお客さんたちがどよめいた。
「これで黄金の装備は私の物だ。」
「なにー!? 100億だと!?」
「ああ~!? ジョニーとエマが口から泡を出して気絶してる!?」
黄金の装備のオーディション価格が一気に100億に跳ね上がった。
「さあ! 他にいませんか? いなければ、100億で決めちゃいますよ!?」
「101億!」
その時、ブラピが101臆をコールする。
「おおー!?」
「200億!」
間を開けずにマモンが200臆をコールする。
「おおー!?」
ブラピとマモンの競り合いに会場がざわめき続ける。
「ここまで来て負けてたまるか! 201億!」
「500億!」
「501億!」
「1000億!」
「1001億!」
「おおー!?」
史上最高の落札価格の応酬に会場のお客さんは驚き続けるしかない。
「こっちには神様のお財布が付いているんだ。最後まで諦めるものか。」
(こんなにお金を使って大丈夫なのかな?)
ブラピは最後まで競り勝つもりだ。
(なんだ!? あの貧乏そうな男のどこに大金があるというのか!?)
なかなか勝負がつかないので不安を感じる。
(はっ!? もしや!? あれは天使!? ということは、私は神の金庫と戦っているということか!? よし、それなら、こっちにもこっちの考え方がある!)
マモンは天使エリザベスの存在に気づいた。
「1兆!」
「おおー!?」
ついにマモンが1兆をコールする。
「1兆1億!」
すかさずブラピが1兆1億をコールする。
「バカめ。」
マモンは札を下げてコールをしない。
「それでは、黄金の装備はブラピさんの落札です!」
「やったー! 勝ったぞ! 黄金の装備は俺のモノだ!」
ブラピは1兆1億で黄金の装備を手に入れた。
つづく。




