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ハリウッド・クエスト  作者: 渋谷奏
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天使同伴

「エリザベス!? なんでおまえがいるんだよ!?」

 ブラピ、ジョニーとエマは冒険の旅に出た。ハリウッド王国の軍隊に所属はしていない。

「お願いです!? 神の装備を受け取ってください!? そうしないと私が神様から罰を受けてしまいます!?」

「知るか。クリスティーナをいじめた、おまえも罰を受けろ。」

「ええー!? そんなこと言わないでくださいよ!? だから顔体は、いじめっ子エリザベスですが、中身の魂は天使エリザベス何ですから!?」

 ブラピたちと行動を共にする天使エリザベス。

「天使にも弱みがあるのか。いいことを知ったな。」

「まったくね。クスクス。」

 ジョニーとエマは、まだまだ子供なので、すんなり天使エリザベスを受け入れる。

「なんだかお腹が空いてきたな。ブラピ、どこかでご飯を食べようよ。」

「ダメだ。俺たちにはお金がない。」

「ええー!? ブラピの文無し! そりゃあクリスティーナがいなくなるわ!」

「寝るとこはどうするの? もちろん宿に泊まるよね? ね? ね?」

「野宿だ。」

「ギャアアアアー!? 孤児院に帰る! 私は毎日シャワーを浴びないと死んじゃうのよ!」

 チーム孤児院が、お金持のはずはなかった。これから過酷な冒険が待っている。

「食べ物は、自分たちで獲物を狩るか、街でクエストでもこなして、お金を稼いで食料を買うしかない。あと寝床だが孤児院からテント用品一式を持ってきた。何もないよりはマシだろう。」

「しまった!? 選択を間違えた!?」

「やっぱりクリスお姉ちゃんについていけばよかった!?」

 ブラピを選んだことを後悔するジョニーとエマ。 

「やったー! これがテントか!? 一度やってみたかったんだ。人間のキャンプファイヤーというやつを。」

 天使エリザベスは人間の生活に少し憧れていた。

「でも魔界って、どうやって行くんだろう?」

「知らない。」

 ブラピたちは疑問に差し当たる。

「はい! 私、知ってますよ! 魔界への行き方!」

 ここぞとばかりに声を張り上げる天使エリザベス。

「案内してくれ。」

「本当に行くんですか? 魔界には強い魔物がウヨウヨしていますよ。」

「行く。おまえは黙って案内しろ。」

 こうしてブラピたちは道先案内人の天使エリザベスをパーティーに加えて、魔界を目指すことにした。

 つづく。

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