神の使途
「昨夜もエリザベスお嬢様はクリスティーナをお城の男たちへの貢ぎ物にしようと連れてきて、クリスティーナを・・・襲い・・・始めた・・・時だった。」
ゾンビのセバスチャンの様子が少し変だ。
「悪魔が・・・現れて・・・エリザベスお嬢様を・・・お城にいる人間を全て、皆殺しにした。」
「どうして悪魔が現れたんだ!?」
「それは・・・クリスティーナが・・・魔王の娘・・・だからだ・・・グワア!?」
セバスチャンは体を維持することができず崩れ去る。
「魔王の娘? おい!? 勝手に死ぬな! それでもゾンビか!?」
ブラピはクリスティーナが魔王の娘と聞いて衝撃を受ける。
「あの明るいクリスがいじめられてたなんて!?」
「ブラピ、最低。あなた男のくせに何をやっていたの?」
「すいません。」
10才くらいの子供のジョニーとエマに怒られるブラピ。
「クリスが魔王の娘ってどういう意味だろう?」
「分かった! きっとクリスは悪魔に脅されて、私たちを守るために魔界に行っちゃったのよ。」
「グッド! 分かったぞ! クリスの言葉の意味が! クリスは俺に言った。ハリウッド1の剣士になって、私を迎えに来てと! クリスは俺に助けられるのを待っている! そうだ! そうに違いない!」
ブラピはクリスが自分の元から去って行った理由を知った。
「クリスを助けに行くぞ!」
「おお!」
「シスターや子供たちも助けてよね。」
ブラピたちは一致団結する。
「そう、うまくいきますかね。」
「お、おまえは!? エリザベス!?」
その時、ゾンビ化したエリザベス姫が現れる。
「よくも! クリスティーナに酷いことをしてくれたな! 許さないぞ!」
「この者は既に死んでいる。悪魔に体を吹き飛ばされてね。」
「何を言っている!? エリザベス! おまえがクリスを脅していたことを俺は知っているぞ! 絶対に許さないからな!」
ブラピは愛するクリスティーナをいじめらたエリザベス姫を許すことはできなかった。
「この貴族の娘は既に死んでいます。そうですね。このゾンビの姿がいけないのですね。えい!」
ゾンビ化したエリザベスの肉片が吹き飛び、中からきれいな姿のエリザベスが輝きを放ちながら姿を現す。
「この人間の体は良くシンクロしますね。貴族だから何でも許されるという思考が、神だから正しい、神の使途だから何をしても許されるという思考が共鳴しているのでしょう。」
「おまえ!? エリザベスじゃないな!?」
「いいえ。私はエリザベスですよ。神の使途、天使エリザベスです。」
つづく。




