表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハリウッド・クエスト  作者: 渋谷奏
10/100

友達

(なんなんの!? この黒い生き物は!? まさか!? 悪魔!? 私が呼び寄せたの!?)

 クリスティーナの心の声が悪魔を呼び出した。クリスティーナには悪魔召喚するスキルを持っていたようだ。

「ギャア!? 化け物だ!? 近づくな!? 悪魔め!? 悪魔なんか死んでしまえ!?」

 エリザベス家の王族の皆さんは悪魔の登場に恐怖で恐れ怯える。

「悪魔!?」

 その言葉にクリスティーナは反応した。

「そうね。悪魔は死ぬべきね。人間の皮を被った悪魔は死になさい! 皆殺しよ!」

 形成が逆転した。襲われていたクリスティーナが、今度は王族を襲う側に交代したのである。

「かしこまりました。」

「ギャアアアアー!?」

 悪魔は次から次へと人間を殺していく。

「や、やめてよ!? なんとかしなさいよ!? クリスティーナ!? こいつらあなたの言うことなら聞くんでしょ!? 早く止めなさいよ!? あなた私のお世話係なんですから!?」

 この期に及んでもプライドの高いエリザベス姫はクリスティーナに命令を下す。

「やめるわ。あなたのお世話係。」

「助けてくれ!? ギャアアアアー!?」

 エリザベス王に続いて、エリザベスの兄たちも次々に殺されていく。

「ねえ!? クリスティーナ!? 私たちは友達よね!? 孤児院の子供たちも学校に通わせてあげるわ!? お金もいっぱいあげる!? だから助けて!? ね!? ね!? ね!?」

 命乞いするエリザベス姫。

「友達? 私はあなたを友達と思ったことは一度もないわ!」

「ヒイーイ!?」

 これまでエリザベスにされたいじめの屈辱がクリスティーナの脳裏によみがえる。

「消しなさい。サタン。」

「かしこまりました。」

 無意識にクリスティーナは悪魔の名前がサタンだと分かった。

「ギャアアアアー!?」

 エリザベス姫はサタンに無残に粉砕された。

(スッキリした。嫌な奴だったけど人間が死ぬのを見て、私は喜んでいる? これはどういった感情なの?)

 人間の悪魔エリザベスを倒すと、今度は目の前の悪魔が気になるクリスティーナ。

「あ、あなたは悪魔? あなたは何者なの? 私も殺すの?」

 不思議とクリスティーナは化け物の悪魔のことが怖くはなかった。

「これは失礼いたしました。」

 化け物の悪魔が人間の姿に変わる。それこそ、人間の王族よりも王族らしい姿に。

「お迎えにあがりました。セーラ姫。」

「姫?」

「はい。あなた様は、先の魔王様の忘れ形見、セーラ姫様です。」

 クリスティーナの出生には誰も知らない秘密があった。

 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ