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異世界なら色々知らないとね!

前回の終わり方がシリアスみたいになってましたが特にそんなことはありません

「……君がここに来たって事は何か理由があるんだろう?だけど、その前に僕について来てくれないか。話がしたいんだ」

「……」


話についていけない。どうしようか。黙ってないで何か話して下さいよエリアさん。


「良いだろう。どうせ其方等の話とやらを聞かなければ余の要件は通らないだろうからな」

「ありがとう」


え?いいの?なんか凄い犬猿の仲みたいな感じだったじゃん。


「エリア、いいのか?」

「いいもなにも、話が進まんだろう。それに、余に何かがあれば恩人が助けてくれるだろう?」


え?なんですか突然。なに?デレるの?タイミング凄くない?

まぁ、なんとかするとは思うけど。


「お、おう……」

「ふふ、ここはスパッと言って欲しかったな。さぁ行くぞ」


エリアがショタ賢者さんについていく。

うわ、吃っちまった。恥ずかし


「ここだよ」


ショタ賢者さんが止まった場所は古い巨大な木造の家だった。


「あの『救恤(ラグエル)』がこんな見窄らしい場所に住んでいるとはな」

「うん。それも含めて説明するよ。さぁ、入ってくれ。あ、罠なんかは無いから安心してくれ」


案内されて入った家は、見た目と違ってあの王宮にも引けをとらない豪華絢爛な場所……という訳もなく見た目通りの普通の家だった。所々ギシギシ鳴ってていつ壊れるか分からないくらいだ。


「ここに『忍耐(ガブリエル)』のノウズと『純潔(メタトロン)』のトールが居るよ」


ショタ賢者さんが扉を開けると入口付近のソファに筋肉モリモリのマッチョメンと腰まで伸ばした白髪のイケメンが座っていた。


「おう、エフサハーン。おかえ…」

「あーら、おかえりなさ……」


本当に驚きで言葉を打ち切る人初めて見た。口をあんぐりと開けている姿はギャグみたいだ。


「なっなな、『暴食(ベルゼブブ)』!?」

「……久しいな。『純潔(メタトロン)』、『忍耐(ガブリエル)』。」

「何故ここに……いえ、先に言うことがあるわね。」


突然イケメンが地面に膝を着いた。それに合わせてマッチョメンとショタ賢者さんも膝を着く。


「「「すまなかった!」」」


うわぉ、俺は全然無関係だからなんか罪悪感がパない。

ほら、エリアも目をパチくりしてるし


「謝って済むとは思っていない」

「寧ろこれは私達の罪悪感を減らす為の自己満足でしかないだろう」

「それでも君に謝罪だけはしておきたかった」


クスリとエリアが笑う。


「意外だな。もっと会った瞬間に殺しに掛かってくると思ったが。そもそも其方等は人に、しかも魔族に頭を下げるような性格ではなかっただろう」

「そうだね。今からそれも説明したいと思う。……僕達、人間の賢者、いや、人間は魔族と手を取って君を滅ぼした。ここまでは君もしている筈だよ」

「確か本によったらその後魔族から同盟を切るんだったか?」


邪魔だと思うが口を挟む。


「そう。その通りだ。だけどその同盟を切る時の代償が大きかった。今ここには『謙譲(ミカエル)』、『節制(ウリエル)』、『慈悲(ラファエル)』、『勤勉(ラジエル)』がいない。何故か分かるかい?」

「何を言っておるのだ。死んだだけだろう」

「そう。それはそうなんだけど……その死に方なんだよ。『謙譲(ミカエル)』『節制(ウリエル)』『慈悲(ラファエル)』は、みんな魔王に殺されたんだ。そこで気がついたよ。あぁ、騙されていたんだなって」

「ンな事載ってなかったぞ?」

「決まっているだろう。恩人は分からないのか?人間を代表すると言っていい賢者が三人も魔族に殺されてみろ。それこそ人間の汚点だろう」


あーね。そういうことか。ん?それなら『勤勉(ラジエル)』さんとやらはなんで死んだんだ?寿命か?


「で?そんな事を余に話してどうしたんだ?私達も貴方と一緒で騙されたんですー。なので許して下さーいとでも言うつもりなのか?」

「いや、それは違う。それを言い訳にするつもりは無い。だけど、その事で君を意味なく封印なんかしてしまった。気がついたんだよ。意味がなかったんだってね。」


ショタ賢者さんが自嘲気に髪をくしゃりと握り潰す。


「だから、君の気分が少しでも晴れるのなら僕達三人は命を差し出すつもりだ。君のスキルなら僕達のスキルも『喰える』だろう?」

「いらん。それならとっとと余の魂を返せ」

「あぁ。それがここまで来た理由なのかい?」

「その通りだ」

「それなら一つ聞かせて欲しい。君は魔神になって何がしたいんだ?」

「大切な人が欲しい……だが、もうそれは叶ったとも言えるからな。恩人への恩返しに使えたらいいと思ってる」


エリアがギュッと俺の腕に抱きつく

え?まじでデレ期なんですか?本気にしちゃいますよ?


「はは……魔神の力を使えたらいいなんてね。君は大切なものを見つけたみたいだ」

「あぁ。おっと、そうだ。其方等がこんな見窄らしい場所に住んでいる理由を聞いていないぞ」

「そうだったね。賢者が三人魔族に殺された事は言っただろう?それで人間は魔族に侵略されて大打撃を受けてね。まぁそれは国王様が怒ったって訳さ。『人間が魔族に支配されるなどありえん!これは全て賢者の仕業だ!』だなんてね。それで財産なんかが消えてね。その後罪人として裁かれたよ。一応最終防衛ラインみたいな扱いだから殺されはしなかったけどね。でも、同族に裏切られるってのは辛かったね……こんな事も君に味合わせたって知って震えたよ」


横のイケメンもマッチョメンも頷いている。


「……そうか。余にとってはどうでもよいのだがな。……まぁ、少しでも理解が深まって何よりだ」

「それは……ありがとうといえばいいのかな?」

「そうだな。……無駄話はこれ程でいいだろう。早く余の魂を返せ」

「……君は変わらないね」

「其方が見た余など片鱗でしかないわ」

「それでもだよ。ちょっとまっててね」


ショタ賢者さんがどっかに行く。


「エリア、随分とあっさりしてないか?」

「あぁ、余もそう思う。だけどな、彼奴等が地に頭を擦り付けたのは見ただろう?あれを見た途端どうでも良くなったんだよ。あぁ、余はこんな者に囚われていたのだな、とな。」

「えーっと?つまり失望したみたいな感じか?」

「失望した、か。的を得てるな」


随分と失礼な事を言ってると思うがまぁ人の心などそんなものだろう。

そんなことを思ってるとショタ賢者さんが帰って来た。

手には紫の巨大な宝石を持っている。


「ほら。これだよ」

「あぁ、確かに」


机に置いた宝石が消失する。

エリアが『暴食』で喰ったのであろう。それより魂って綺麗なのな。ソウル〇ェムみたいなもんか。

すると突然、エリアの体が光り出す。

これはあれだ。戦闘民族が金髪モードになる時のあんなんだ。


「……余は、強かったのだな」


え?なんすか突然。


「ステータスプレート使ったらどうだ?」

「あぁ、そうだな。恩人、ナイスアイデアだ」


誰でも思いつくだろうに。進化したからアホの子になったのか?



=================

名前 エリア・レイアルラ

性別 女

年齢 10

種族 魔族

職業 魔王

Lv.X


HP 1000000/1000000

MP 6000000/6000000


筋力 1000000

体力 1000000

俊敏 1000000

物耐 1000000

魔耐 1000000


スキル


暴食、消化


称号 神域への可能性


=================



あーチートですね。

バグってますね。

一般人の二万倍とかこの世界の神様は設定間違えたんじゃなかろうか。

でも賢者ってこんなんに対立するんだろ?

スキルって凄いんですね(白目)


「……これで、二つ目だな」

「あぁ」


次は何処に行こうか。


「ちょ、ちょっと待ってくれ!」

「……なんだ?」


いきなりどうしたんだろうかこのショタ賢者さんは


「君の隣の少年。確かヒイラギ君だっけ?皇龍アルカイドをソロで討伐したという。その力を見込んでお願いがある」


え?なんか面倒くさそう。


「エリアに聞いてください」

「ちょ、話だけでも聞いてくれないかな?賢者が魔族に殺された事は知っているだろう?それで僕は復讐をしたいんだよ」


それ、賢者的にいいのか?


「それで君は魔王全員(エリアを抜いた)で掛かっても倒せない皇龍を倒した。だから僕に修行をつけて欲しいんだ」

「えっ、嫌ですよ面倒臭い」

「恩人、やってやったらどうだ?人間の代表が復讐に駆られるというのも面白い」

「えっ」

「なら決定だね!これから頼むよ!」


……異世界パネェ

あまりにも賢者の島編が早すぎると思ったのでとりあえず修行パートを入れることにしました。

賢者って実は強いんですよ

救恤はとても運がいいです。某小説のネームレス〇ローリーみたいな事が出来ます

純潔は物質、現象の分解とベクトル操作が出来ます

忍耐は体が強くなります。素手でドラゴンと殴り会えます


テスト期間に入るので次の投稿は12月4日の日曜日となります!

すいません!

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