表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

異世界なら報酬を受け取らないとね!

遅くなってすいません!

今回も短いです!

図書館に行ってから五日が経ち、約束の日になった。

さぁ、俺達はどんな扱いになるのだろうか


「ギルド行くか」

「あぁ」


飯も食ったし準備は既に済ませた。

後はギルドで話を聞くだけだ。


実は結構楽しみにしている。

これで初のSSSランク冒険者ですだとか言われたらワクワクするだろ?


おっと、着いたな。

ギルドの扉を開け放つ。


「あっ!ユイトさんとエリアさん!お待ちしておりました!ギルドマスターが待っております!」

「分かった。案内してくれ」

「はい!」


部屋に着くと、ギルマスのおっさんが渋い顔をしながら椅子に座っていた。


「……来たか」

「随分と真面目そうな顔してるな?」

「あぁ。今までに無いくらい真面目だ。」

「それで?俺達はどんな扱いになるんだ?」

「いや、その前に聞きたい事がある。君は、異世界からの勇者だったのか?」

「いや、ステータスプレートに載ってただろう。」

「……そうか。この国の隣国、ハルペースト王国がな、その少年は我が国の国民だとかなんとか言い始めてな。」


……は?

国民?無能と分かったら切り捨てた癖にか?

思わず殺気が溢れる。


「待て待て待て!話を聞いてくれ!」

「っ、すまない。少し取り乱してしまった。それで?あんたはなんて答えたんだ?」

「本人による、としか答えられなかったよ」

「いや、それで充分だ。ありがとうな。」

「ならこの話はここまでだ。君の扱いだが、ソロでSSSランクの魔物を倒せるという事を知らせるとンなモン信じられない、なんて言っていたがあのドラゴンの死体を見せるとすぐに掌を返したよ。君はこれから唯一のSSSランク冒険者として扱われることになる。君の隣の少女もSSランク冒険者だ。」

「つまり、俺達はあくまで『冒険者』なんだな?国の犬にならなくていいんだな?」

「あぁ。これからは冒険者の規則に則ってもらう」

「……そうか」


よかった。無駄に面倒くさい事はしなくていいんだな。


「あぁ、ハルペースト王国には罵詈雑言をとばしておいてくれ。」

「そんなの無理だ。……君は一体どんな仕打ちを受けたんだ?」

「そうだな。……あんた、エリアが『暴食』の魔王ってことは知ってるだろ?そして、エリアについて書かれた本があることも。」

「あぁ。」

「まぁエリアよりかは軽いが、同じような事をされたってだけだよ。」

「……そうか。よし、湿っぽい話はなしだ。討伐されたドラゴンの報酬について話そう」


おっさんが声を明るくする。

話を変えるって事か。

俺も乗らないとな


「いよっ!待ってました!」

「あの皇龍アルカイドの報酬は、黒貨150枚だ。それにあのワイバーンの払えきれなかった報酬も合わせて黒貨151枚となる。」


つまり……151億円ってことか!


「まじかよ。高くねえか?」

「いや、寧ろ安い。SSSランクの魔物達は大概知性を持っている。だから人里に害をなすことなんかはしない。だが、害をなさないだけでSSSランクの魔物達は一体いれば世界中の国を滅ぼせたりするんだ。言ってる意味が分かるか?」

「つまり俺はもう一人で世界を滅ぼせるんだな」

「その通り。だから俺は君達の機嫌を損ねる事が出来ない。」

「俺達は普通にしてもらった方がやりやすいんだがなぁ。」

「ははっ、恐れおおくて出来んわ。あ、だが冒険者を続けていくと鬱陶しい奴や身の程も分からない餓鬼もいるだろう。そいつらにちょっかいを掛けられても怒らないでくれ。頼む」


あーそりゃあそうなるよね。

今の俺達ってヤーさんなんかよりもタチ悪いもんね。


「怒らない事はないかもしれんが、そこまで感情で動くような性格はしてないよ。」

「それなら良かった。俺からの話はこれだけだ。質問はあるか?」

「あー……俺達はエリアの魂を集める為に旅をする予定だ。だからここから一番近い封印場所を教えてくれ。」

「それなら賢者の島だな。ここから東に小さな小島がある。そこが賢者の島だ。確か、その島にいる七人の賢者が魂の管理をしていると言われている。」


あ、賢者さん七人もいるのね。


「そうか。ありがとう」

「いや、いいんだ。ところで君達はその少女の魂を取り戻して何をするつもりだ?」

「金ならあるからな。隠居でもするつもりだよ。」

「……余は、恩人に着いて行くだろうな。」

「なに?最近デレ出して。ツンが終わったの?」

「そのデレ出す。と、ツン。の意味が分からんが恩人は唯一の余の拠り所だからな。」

「そうかよ。」

「あー……話を戻してもいいか?取り敢えず人間の悪にはならないってことだな?」

「エリアがまた『世界の敵』として扱われるようになったら俺も世界と戦うつもりだけどな。」

「はは、スケールが違い過ぎてよく分からんがこちらからなにかアクションを起こさなければ害はなさないと。」

「あぁ」

「それなら良かった。もう俺からの話はないよ」

「そうか。んじゃな」

「また会おうぞ」

「あぁ、次はSSSランクの魔物は狩ってくるなよ」

「相手による」


手をヒラヒラと振りながら退室する。


次目指す場所は東!

賢者の島だ!

これからは三日に一度投稿にして、書きだめを増やそうと思います。

楽しみにしていてくれた皆様、申し訳ごさいません!

次は11月19日土曜日に投稿する予定です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ