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第65章「内緒」

アクアは書いていて本当にたのしいキャラです。

(アクア)「……と、とんでもないものをみちゃったわ……」


アクアは屋上への入り口のドアの隙間からアクアは二人のやりとりをこっそり見ていた。そして顔を赤くし人差し指を唇にあてて独り言を呟く。


(アクア)「シ、シルファってあんな色っぽいキスするんだ……」


そんな時だった。突風により入り口のすぐ近くにあった自販機の横のゴミ箱がたおれ、ペットボトルや缶が屋上に散らばる。


(アクア)「ま、まずい!!」


その結果、ケイとシルファは音がした方向へ振り向きアクアと目が合ってしまったのだ。ケイとシルファは目を見開き驚愕する。


(ケイ)「なっ!?ア、アクア?!」

(シルファ)「ふぇっ?!い、い、いつからそこに?!!……み、みました?!絶対みましたよね?!」

(アクア)「み、み、みてない!!今きたところよ!!あ、あははは!!」


アクアは明らかに動揺した様子で否定する。嘘がバレバレだった。


(シルファ)「う、嘘です!絶対!!」

(アクア)「ほ、本当よ!?誰にも言わないから!!」

(ケイ)「や、やっぱり見てるじゃねーか!!」

(アクア)「うっ!!」


アクアは何も言い返せず目を反らす。それから少し黙り込み、開き直るのだった。


(アクア)「……ええ!見てたわよ!ほとんど最初から全部ね!!しょうがないじゃない!保健室に戻ったらいなかったんだもの!探してやっと見つけたと思ったらイチャイチャし始めてもう出るに出れなかったのよ!!」

(シルファ)「さ、最初から?!」

(ケイ)「イ、イチャイチャって……!」


ケイとシルファの動揺した様子をアクアは見逃さなかった。


(アクア)「あーあ!いいなー!うらやましいわ!みんな復旧作業で頑張ってる中、二人は学校の屋上でキスだもんねー!」

(ケイ、シルファ「っ!!」


ケイとシルファは顔を真っ赤にする。そして痛いところをつかれ、何も言い返せなかった。そんな中アクアはニヤニヤと悪いことを思い付いた表情でさらに追い討ちをかける。


(アクア)「やっぱりーなんか気が変わりそう!どうしようかしら!とりあえずフィオナとアイリスあたりに話してみようかしら!!」


その一言にシルファとケイは顔を青ざめる。


(シルファ)「な、何言ってるんですか!そ、それはダメです!!仲直りしたばかりじゃないですか?!」

(ケイ)「お、俺もそれは困る……特にフィオナが恐すぎる!!」


ここまですべてアクアの思い通りだった。そして二人の切実な想いに答える。


(アクア)「んーそうね!言わないであげてもいいわ!」

(シルファ)「あ、ありがとう!アクア……!」

(アクア)「た・だ・し条件があるの!!ケイはまだ寮に住んでるのよね?!」

(ケイ)「あ、ああ!そうだが……」

(アクア)「今週の土曜日にリヴァイアサン討伐を祝って祝勝会するんだけど、その後ケイの部屋で2次会いいかしら!?それが条件よ!!」

(シルファ)「えっ?……ケ、ケイの部屋……」

(ケイ)「わ、わかった!そんなのでよければ俺は構わない!だがそんなに沢山の人数は入らないが大丈夫なのか?」

(アクア)「大丈夫大丈夫!私とシルファも含め、人数は5人だから!じゃあ決まりね!よろしく~!」

(シルファ)「ちょ、ちょっとアクアー!」

(ケイ)「ま、まじか……それに5人って誰だよ。」


そうアクアは言い、嬉そうに帰っていったのだった。しかしこの時はまだ2人は何も知らなかった。そのアクアの考えた2次会がとんでもないことになるということに……

最後まで読んでいただきありがとうございました!続きも早めに書きます!!

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