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第50章「サンセットホープズ候補」

ここはトラモント城の最上階の玉座の間。王とサンセットホープズの4人が集まっていた。


(王様)「……ゼファーがまさかタイムトラベラーズのトップだったとはな。アスカと我が娘シルファのおかげで元に戻ったとはいえ、騎士の1人が沢山の民を一度殺め、危険にさらしたのは事実である。よってお前達騎士には、この国の安全性を今より高めていかなければならない責任がある。そこでまずすべきことだがゼファーの代わりの新たなサンセットホープズの選出とその部隊を編成することだ。この一存を現場を知るお前達に任せようと思うが頼めるか?」

(サンセットホープズ)「はっ!!」

(王様)「うむ。では任せたぞ。」


4人は王座の間をあとにし、城内を歩きながら先ほど王に言われたことを気にしていた。


(アクア)「やっぱり予想通りだったわねー!新たなサンセットホープズの選出が私達に一任されること!あらかじめ話し合っていてよかったわー。」

(ロイ)「ああ!そうだな。25日の朝のメールでのやり取りの段階ではケイ=リュウセイって話だったが変わりないか?」

(ジョーカー)「ああ!ケイ=リュウセイしかいないだろ……どう考えても!」

(アクア)「妥当ね!彼のゼファーを圧倒する異次元の強さ!チームを引っ張るカリスマ性!すべて揃っているわ!」

(ロイ)「ああ!俺もケイなら若いが人間性的に信頼できる。今のところ4人中3人がケイか……アイリス!おまえはまだサイを推すのか?」

(アイリス)「ケ、ケイはまだ入隊してたった約二ヶ月よ!だから……だからまだまだ私が面倒をみた方がいいわ!それに任務経験も浅い!!とても部隊を引っ張るなんてまだ……そ、それに比べてサイなら!」

(アクア)「……アイリス。あなた……。」

(アイリス)「4人中4人全員が納得しないとだめなのよね!私はケイがサンセットホープズはまだ反対よ!!」

(ジョーカー)「サイはたしかに強い……だがケイのあの強さにはもう及ばないだろう。おまえが話してくれたあの羽……『ミカヅキの羽』だっけ?あれは反則的な強さだ。ケイ以上に適任はないはずだ。」

(アクア)「そうよ!!たしかに若いのは認めるわ!だけどね!ロイが言うように彼は人間的にも達観してる気がするの!アマネセル学園出身だけあって頭がいいし、考え方が大人よ!」

(アイリス)「でもロイはケイがゼファーを倒すところをみていない!想像で推薦するっていうの?!」

(ロイ)「……たしかに。それはあるな。わかった。じゃあこういうのはどうだ?明後日アイリスとケイが試合してアイリスが勝てば保留、ケイが勝てばサンセットホープズになる。わかりやすいしみんな納得するだろう?」

(ジョーカー)「いいじゃねーか!最高にわくわくするぜ!」

(アクア)「私も賛成!!それならアイリスも納得でしょ?!」

(アイリス)「……わかったわ!その条件でいいわ!」

(ロイ)「よし!じゃあ!それできまりだな!陛下には俺から伝えておく!場所はアマネセル学園の実技実習場の闘技フィールドだ!今学生は冬休みだから借りれるだろう。それとジョーカー!おまえのコネでマスコミと連絡できるか?」

(ジョーカー)「ああ!そっちは任せろ!!全国テレビ中継にしてやるよ!」


そういうわけで明後日ケイとアイリスは試合をすることになったのだった。


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