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第42章「不安」

合同訓練が始まり二週間が経ち、新しい臨時のチームに騎士達が慣れ始めた一方でタイムトラベラーズはまさに動き出そうとしていた。


(キサラ)「ボス!タイムマシーンも完成しましたし、いよいよですね。我らの悲願が達成する時が!」

(???)「くっくっく……。そうだとも。ついに……ついにこの時がきたのだ。」

(???)「予定より少し早いですが、2つの『時の因子』は見つかったのですか?」

(???)「この前のムーンアイランドの一件で今ターゲットはまさにトラモント城そろったようだ。……となればこの機を逃すのは惜しい。よって2人まとめて手中におさめるのが得策であろう。」

(???)「なるほど……そちらのほうがたしかに手っ取り早そうですね。すぐに他のメンバーを召集します。」



そんな暗躍が進行していることにケイ達は気づかず、いつも通り3人は訓練を終えるとすぐに城のアイリス部隊専用の食事処へ行くのだった。


(フィオナ)「ケイ!タイガ!今日の合同訓練お疲れ様!」

(タイガ)「フィオナもな!頑張ってるらしいじゃねーか!!最近は飯も食えるようになってきてるしな。」

(フィオナ)「ええ!今日の夕食美味しく感じるもの。それにアイリスとのコンビネーションにも大分ついていけるようになってきたわ!最初はひどかったのにね!」

(ケイ)「さすがだな!俺は最近ウルと練習するが、あいつますます強くなっていやがった。参っちゃうよ。まったく……」


そんな会話をしているとアイリス、サイ、ジュリー、アロンがケイ達のテーブルにやってくるのだった。今日はどうやら7人での夕食になりそうだ。


(ジュリー)「ヤッホー!なんかみんな元気そうね?!」

(アロン)「この生活にも慣れたみたいだな!」

(フィオナ)「臨時チームに変わっても、相変わらず訓練は鬼ですけど……まぁなんとかついていけるようになりました!」

(サイ)「どうやらアマネセルから11月に入った騎士みな優秀みたいだな。9人選抜されるとは思わなかったぞ。まさに黄金世代かもしれないな。」

(ケイ)「だが油断は禁物ですよね?あいつらは強い……俺達が身に染みて知ってますから……」

(アイリス)「それにこのトラモント城に内通者がいるって噂もあるしね……」

(フィオナ)「えっ?アイリス様!それは本当ですか?!」

(アイリス)「本当よ!どうやらこちらの管理システムに何者かがハッキングした形跡が複数あるの。情報が確実に漏れてるわね。」

(タイガ)「そ、それはかなりヤバいですね!ケイ!おまえが犯人じゃねーだろうな?!」

(フィオナ)「あんた秘密主義だもんね!ありえるわ!」

(ケイ)「アホか……」


食事が終わり、解散となった後3人は寮へ戻り明日の訓練に備え、この日は早めに就寝するのだった。アイリスたちは一方で裏切りものの騎士について調査していた。しかしこの時誰も気づかなかった。その内通者が意外な人物であることに。




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