第31章「憧れの騎士へ」
ここはトラモント城最上階。ケイ、フィオナ、タイガを含めアマネセル学園の12名が玉座に座る王に跪きながら対面していた。
(王様)「諸君。騎士への入隊おめでとう。これからは騎士の誇りとともに民を守るという使命を決して忘れるでないぞ。どの部隊に所属するかはわかっているな?各部隊それぞれ何に長けているか異なっておる。その特徴をこれから学んでいき、規律に従った行動するように。」
こうして無事に入隊式が終わり、ケイ、フィオナ、タイガはアイリスと合流するのだった。
(アイリス)「みんなこっちよ!あ、そうだ!ここではアイリス様って周りに言われてるから、そう言ってもらえると助かるわ!私は本当は嫌なんだけどね……」
(ケイ)「了解です!」
(フィオナ)「しかし陛下との対面、緊張したわ。」
(タイガ)「ああ!俺膝が震えたぜ!でもアイリス様!この後は何するんですか??」
(アイリス)「言ってなかったわね!私の部隊は計450人、その中でも150人隊長が3人いるの。言葉どおり150人をまとめる隊長のことよ。だいたい城内の案内は済んだし、その3人をこれから紹介するわ!」
そうしてケイ達は中庭に向かうと3人の騎士と対面するのだった。そこにいたのは男騎士2人と女騎士1人だった。男騎士はどちらも30代、女騎士は20代半ばといったところの外見である。
(??)「お疲れ様です!アイリス様!」
(??)「この子たちが……若いわねー!」
(??)「まぁアイリス様も若いし実力が大事だろ!」
(アイリス)「みんな!いい?!紹介するわ!今日からうちの部隊に入ることになった3人よ!」
(ケイ)「ケイ=リュウセイです。よろしくお願いします!」
(フィオナ)「フィオナ=トキハです!仲良くしてもらえると嬉しいです!」
(タイガ)「タイガ=シルバーです。これから頑張ります!」
(アイリス)「じゃあ今度は私から3人を紹介するわね!彼はサイ=トラン。うちの部隊の中では最強の強さよ。」
(サイ)「サイだ。よろしく頼む。」
(アイリス)「その隣の彼女はジュリー=リアス。遠距離攻撃のスペシャリストよ。」
(ジュリー)「ジュリーよ。仲良くしてねー!」
(アイリス)「最後はアロン=クリスタル!武器を使った近接戦闘で右にでるものはないわ!」
(アロン)「アロンだ。ビシビシ鍛えてやるからな!」
(アイリス)「ちょうど3人ずつだから、そうね……ケイはサイに、フィオナはジュリーに、タイガはアロンに面倒任せるわ。一週間後ケイ、フィオナ、タイガ、そして私で初任務行ってくるから鍛えてちょうだい。」
(サイ、ジュリー、アロン)「はっ!!」
(フィオナ)「初任務……!」
(タイガ)「いよいよだな……!」
(ケイ)「ああ!」
こうして3人はそれぞれ別れて、一週間後の任務の準備を始めるのだった。




